5日のコッパ・イタリア決勝戦でインテルFWマリオ・バロテッリを蹴飛ばし、退場となったローマFWフランチェスコ・トッティに、4試合の出場停止処分が下された。発表によると、「対戦相手に対して正しくない振る舞い」をしたことに加え、「ボールに追いつかないにもかかわらず、意図的に相手選手の足を蹴った」ことによる処分とされている。

一方で、インテルの幹部であるガブリエレ・オリアーリ氏にも、6月30日にまでの職務停止に加え、1万5000ユーロ(約180万円)の罰金処分が下された。「前半にあからさまな態度で主審の判定に繰り返し抗議した」のに加えて、「前半終了時にドレッシングルームへ向かう際、横柄なトーンで暴言を吐き、その場にいたほかの人間とも口論した」ことが理由とされている。

また、ローマには「人種差別的なコールが継続的になされた」として、4万ユーロ(約480万円)の罰金処分が下されている。同クラブは観客が爆竹やペットボトルを投げたこと、発煙筒を炊いたこと、試合終了時にサポーターがピッチに乱入するのを阻止できなかったことに対しても罰金処分が科されている。

なお、累積警告リーチだったインテルDFクリスティアン・キヴとFWマリオ・バロテッリも、審判への抗議でイエローカードを受けたため、1試合の出場停止となった。