バイエルン・ミュンヘンに所属するフランス代表MFフランク・リベリに、セックススキャンダルが発覚した。南アフリカでのワールドカップに向け、フランス代表をさらに困難に陥れる恐れがあるだろう。リベリは未成年売春の常連の一人だったことが分かったのだ。もちろん、本人は未成年であることを知らなかったとしている。

そのほか、参考人としてリヨンMFシドニー・ゴヴも事情聴取をされており、ほかの代表選手も捜査に巻き込まれる可能性があるという。ゴヴはリベリと同じモロッコ出身の未成年と関係があったようだが、そのときこの女性は成人していたようだ。

リベリの弁護士は『RMC』に対し、「最悪の事態であっても、いずれにしてもプライベートに関することだろう」と、半ば認めた形で述べている。一方、ゴヴの代理人は選手が「あらゆる売春システムに関与していない」とだけ話すにとどまった。

リベリが未成年であることを知っていたと証明されれば、同選手は3年間の懲役と4万5000ユーロ(約560万円)の罰金処分を科される可能性がある。何より、自身のキャリアと結婚生活が危険にさらされるだろう。リベリはレアル・マドリーへの移籍が騒がれていたが、その理由はイスラムに改宗したフランス人の夫人が、より太陽のある国に住むことを望んでいるからだと見られている。

フランスのメディアは18日の時点でレアルFWカリム・ベンゼマも関与していると報じたが、同選手の周辺はこれを否定している。ベンゼマではなく、マルセイユMFハテム・ベン・アルファかアーセナルMFサミル・ナスリではないかというのだ。いずれにしても、すべて代表選手か、代表入りの可能性がある選手たちばかりだ。