インテルFWマリオ・バロテッリが、20日に行われるセリエA第29節のパレルモ戦の招集メンバーから外れた。ジョゼ・モウリーニョ監督はまだ同選手との“バトル”を終わらせておらず、デリケートな一戦で彼を連れていかないことにしたのだ。

同日午後、インテルのマッシモ・モラッティ会長は「私はモウリーニョと同じ方針だよ。だが、バロテッリはカンピオーネ(最高の選手)であり、我々の未来を担っていく」と述べ、指揮官の決定を支持するとした。

一方、チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝の組み合わせ抽選に出席したエルネスト・パオリッロ代表取締役は、リーグ戦に関して次のようにコメントしている。

「(優勝の可能性は)ミランだけでなく、ローマにも開かれている。1ポイント差だけだから、ミランがより危険な相手となるのはもちろんだが、ローマもまとまっている。(フランチェスコ・)トッティも戻ってくるし、残されている直接対決でリードを奪い返すことができるだろう。つまり、ミランとローマは同じってことだ」

また、パオリッロ代表取締役は「勝利は常に疲労を忘れさせ、やる気を満たしてくれる。疲れを感じるのは、落ち込んで、失望しているときだ。我々はまだ何にも勝っていないんだよ」と、パレルモ戦でチームがCLチェルシー戦と同じ力を発揮してほしいと語った。

レアル・マドリーを筆頭に、ヨーロッパのビッグクラブが再びモウリーニョ監督に関心を寄せているが、パオリッロ代表取締役はシーズン後に同監督と別れることにはならないと主張している。

「我々はうまくいっていると確信しているし、彼を引きつけるだけの理由はすべてあると思っている。我々の勝利への飢えが、彼を満足させられるはずだ。それに、彼は最初、イタリアサッカーから受け入れられていないと感じていたが、チェルシー戦の後では、報道においてもカルチョは彼が好きだと理解したよ」