過去に人種差別の被害に遭ってきたインテルFWマリオ・バロテッリが、なかなか根絶されない問題について語っている。

3日に放送となるイタリアのテレビ番組「イエネ・ショー」の中で、バロテッリは自身がイタリア人であることを改めて強調した。

「オレはイタリア人だ。そして周囲は、オレの肌のことで文句をつけようとしてくる。彼らだって、オレがイタリア人であることは知っているのにね。どうすればいいんだい? オレはこの大きな世界の小さな一部でしかない。俺がこれを変えることは不可能なんだよ。永遠にこのままだと言っているわけじゃないけど、まぁ少しずつ良くなっていくんだと思う」

また、これまでに何度も衝突してきたインテルのジョゼ・モウリーニョ監督との関係にも触れた。

「とても良い感じだと思う。ただ、うまくいっていても、頻繁に口論しているよ。いつでもうまくいくわけじゃない。でも、彼はオレのことを好んでくれている」

そして、指揮官に激怒されたインテル対フィオレンティーナのエピソードを明確にした。

「オレは目の近くを切っていたんだ。でも監督は、オレが守備に帰らないから怒っていた。それだけの話だよ。もし、あれでゴールを奪われていたら、オレは死んでいたかもしれない。そういった点では運が良かったよ」