かつてインテルで活躍したブラジル代表FWアドリアーノは、もうヨーロッパの舞台に戻るつもりはないようだ。フラメンゴで復活した彼はクラブに残る意思を固め、ヨーロッパ復帰はないと断言した。

『O Globo』と『Globoesporte』は、26日のアドリアーノのコメントを伝えている。ビーチサッカーの大会に出て１ゴールを決めたアドリアーノは、「ここにいるみんなとやることは、大金にも代えられないものだね。リオ（・デ・ジャネイロ）には、僕の家族がいる。子供もいるし、友達だっているね。ここでの生活はとても充実しているよ。みんなが僕を支えてくれるんだ」と、現在の生活に満足していることをアピールした。

そして、ヨーロッパから多くのオファーが届いていることを明かしながらも、「国外には行かない」と断言している。

ビーチサッカーの試合を終えたアドリアーノは、ファンに囲まれてサインに応じた。そのファンたちからは、「インペラトーレ（アドリアーノの愛称、皇帝の意）が戻ってきた！」と称賛の声が沸いている。一度は精神的な問題で引退も考えたアドリアーノだが、ブラジルに戻ってからは再び幸せを感じているようだ。