セリエA第14節が29日に行われ、首位インテルがフィオレンティーナとホームで対戦、1−0で勝利した。CL対バルセロナ戦の惨敗から5日、インテルはバルサ戦とは打って変わって気迫のこもったプレーでホームの観衆を沸かせ、85分にモッタのパスを受けたミリートが倒されて得たPKを、ミリート自身が決めて決勝点とした。フィオレンティーナはGKフレイを中心に固い守備を築き、80分にはジラルディーノが空中での巧みなボールコントロールからサムエルとルシオを置き去りにし、GKジュリオ・セザールを強襲するチャンスを作ったが、シュートは惜しくもポストに阻まれた。
インテルはこれで勝ち点35。フィオレンティーナは同21のままとなっている。
一方、インテルを5ポイント差で追っていた2位ユヴェントスはアウェイでカリアリと戦い、0−2で完敗。インテルとの差が8ポイントに開いてしまった。
パルマ対ナポリは1−1のドロー。ローマはアウェイでアタランタを2−1で下した。
ナイトゲームとなったカターニア対ミランは、アウェイのミランがフンテラールの2ゴールで2−0と快勝した。0−0で最終盤まで突入したが、ロスタイムにフンテラールが連続ゴールをあげる劇的な幕切れとなった。ミランは勝ち点を28に伸ばし、ユーヴェを抜いて2位に浮上した。