バルセロナのジョゼップ・グアルディオラ監督は20日、カメルーン代表FWサミュエル・エトーは退団したほうがいいと認めた。

「みんなが私にその理由を尋ねるのは理解できる。彼はすばらしい選手だ。”サッカー”に関しては問題ないことはみんなわかっている。だから、なぜと思うのだろう。それは感覚の問題なのだ」とグアルディオラ監督は記者会見で話した。
「チームにとってもクラブにとってもそれが一番いいと思っているが、サミュエルにとってすれがベストと言う気はない。ここにいた5年間のサミュエルには感謝している」
「監督の仕事は選手の個性を変えることではない。だが、誰と一緒にやるかを決めるのは私の仕事だ。私の責任で、変化が必要だと考えた」

スペインのメディアはバルサとインテルはすでにエトー+4500万ユーロ(約60億円)の移籍金と交換に、ズラタン・イブラヒモヴィッチがバルサへ移籍することで両チームは合意に達しており、残すはエトーの年俸交渉だけだと報じている。エトーは現在インテルと交渉中である。

グアルディオラ監督は昨夏チームの指揮を任された際に、ロナウジーニョ、デコ、エトーの放出を望んでいることを明らかにし、実際にロナウジーニョはミランへ、デコはチェルシーへ移籍した。しかし、エトーについてはバルサが納得できるオファーが届かなかったという経緯がある。グアルディオラ監督は、ロッカールームでエトーが様々な問題を巻き起こすことを問題にしていた。