マンチェスター・ユナイテッドのアルゼンチン代表FWカルロス・テベス(25歳)が、これまでになくはっきりとこの夏の移籍希望を明らかにした。

今季末で2年間の期限付き契約期間が切れるテベスについて、アレックス・ファーガソン監督は残留を強く希望していると話している。しかし、移籍の噂は絶えず、水曜日のアーセナル戦で途中交代させられたときに見せたテベスの表情が、募る不満を如実に語っていた。

テベスはスペインのウェブサイト、Cadena COPEのなかで、「ベンチで過ごしている時間が長くて、もっとプレーしたいと思っているのは本当だよ。だが、チャンスを与えられれば、ここぞとばかりに僕は全力を尽くしているけどね。そんな状態だから、僕はここに残るよりも出て行くだろうと思っている」と話した。

「僕のことを支持してくれているファンのためにも、ここで嘘をつくつもりはない。将来のことかい? どうなるかわからないよ。スペインへ行きたいけれど、まだわからない。どのチームがいいとかいう希望はないんだ」

「マンチェスター・ユナイテッドのファンとクラブの歴史を考えたら、退団したくはない。でも、個人的な面から言えば、移籍が最善の解決策だろうと思う」

「ベストな仕事をするためには継続してプレーする必要がある。そうならないのなら、これが(ユナイテッドでの)最後のシーズンになるだろう」