セリエA第33節の8試合が26日に行われ、首位インテルがナポリに0−1で敗れた。優勝まであと一歩のインテルだが、この日はまったく精彩を欠き、73分にサラジェタにゴールネットを揺らされると、目立った反撃の機会も作れぬままタイムアップのホイッスルを聞いた。
 ミランはホームにパレルモを迎え、このところ好調のインザーギとカカが活躍。10分にカカがPKを決めて先制すると、その9分後にはアンブロジーニのクロスからインザーギがヘッドで決めて2点目。後半立ち上がりにもカカがPKで加点し、3−0で快勝した。
 一方、ユヴェントスはアウェイで最下位のレッジーナと戦い、勝ち点を取りこぼした。常に先手を取られる展開で、ザネッティのゴールでなんとか2−2のドローに持ち込んだ。
 これで、インテルが勝ち点74、2位に浮上したミランが同67、3位ユヴェントスは同65となった。
 
 カターニアはレッチェとアウェイで戦い、1−2で敗れた。カターニアの森本貴幸は先発フル出場した。また、降格圏で苦しむボローニャは上位のジェノアを相手に2−0で快勝。ジェノアはまだ5位でUEFA杯出場権獲得圏内にいるが、ここへきて調子を落としている。