アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、エドゥアルドの奇跡的な復帰がチームを上昇気流に乗せてくれることを願っている。
 昨年2月に悪質なタックルを受けて骨折、1年近く戦列を離れていたエドゥアルドだが、16日のFAカップ対カーディフ戦で復帰すると、長期にわたるリハビリの影響も感じさせない鋭い動きで2ゴールを決める活躍を見せ、4−0の勝利に貢献した。これこそこの数週間、アーセナルに欠けていたプレーだった。

「彼の復帰はとてもうれしいね。これでオプションが増えたわけだから。彼はサイドでもセンターでもプレーできるし、トップでもトップ下でもいける。願ってもない選手なんだ。賢いし、才能に恵まれているし、どんな状況にもすぐに反応できる。だからストライカーをやってるんだけれどね」
「彼がいいプレーをすることは予想できた。2週間前の練習から飛躍的に伸びたんだ。プレーに切れが出てきて、タックルに対しても不安を見せなかった。長く離れていたが、彼は精神的に非常に強い」と、ヴェンゲル監督は話した。

 エドゥアルド自身も、「もう一度プレーできると証明できたから、人生で最良の日だった。ゴールを決めて、こみ上げてくるものがあった。涙が出てきちゃったよ。結婚指輪にキスをしたのは、妻のアンドレヤや娘のロレナ、そして家族がこの間僕をずっと支えてくれたからだ」と感慨深げに語った。