<パソコン快適活用術>FireFoxだけでホームページとブログを維持管理する。

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サイト管理作成ソフトウェアのスタンダードといえば、アドビのDreamweaverであるが、プロユースソフトでもあり、非常に高価である。
一方、ブログはWordpressやMovabletypeなどのCMS(コンテンツ管理システム)上で書くので、基本的に金はかからないか、わずかの利用料で済むが、サイトコンテンツとは別にログインしてあちこちの文献を引用しながらブログを書くのは、非常に面倒だ。
しかし、FireFoxとプラグインを使えば、無料かつ非常にスマートにサイト管理ができるので、今回はそれを紹介してみたいと思う。



まずは、サイト管理ができるプラグインとして名高いのがCodetchである。Dreamweaverライクなドキュメント編集画面を別タブまたは別ウインドウで開いてすぐに編集できる。完全WYSYWIG編集もコード編集も可能だ。
ブラウザ内の別タブで開けるというのが非常に快適なのだ。自分のサイトから別サイトへのリンクを張るときに、タブで開いてURLを取ってきて、 Codetchが動いているタブに切り替えてリンク記述すればよい。これはやってみるとわかるが非常に効率が良く、トップページの新着情報更新とかなら あっという間に作業が終わってしまう。
FTPクライアント機能も実装しているので、Google Page Creatorのようにサイトの公開場所を限定されることはなく、自分のサーバにアップロードできる。
難点は英語版しかないということだが、これはそのうち日本語化パッチが出ると思われる。

プラグインであるから、もちろんWindows Mac Linuxの三大デスクトップOS対応だ。ちなみに三大デスクトップOS対応のオープンソース版WYSWIGエディタとして、KompoZerが有名でこ ちらは日本語対応である。ただし、ブラウザとは別ウインドウで動作するので、最終的には好みの問題になると思われる。


続いて、ブログのスピーディな更新をサポートするブログ編集エディタ/クライアントプラグインがScribeFireだ。WYSYWIG編集もHTML編集も対応している。

そして、このプラグインはタブではなく、一種のペインとしてブラウザの下に編集領域が表示されるのが便利なのだ。
なぜ便利かと言えば、ブログを書いている人ならおわかりと思うが、あちこちのブログやサイトの情報を参照して、引用しながら、自分の意見を書いたりするのが普通なので、ブラウザのタブとは別に編集域が表示されていれば思考が止まらずに効率的にブログが書けるからである。

また、ブログを巡回していたり、RSSリーダーで興味のある記事を見つけたりしたら、そのページを開いて右クリックからScribeFireのメニュー「このページについてブログを書く」を選択すれば、ただちに下ペインが開いて編集領域にそのページへのリンクが貼られる。
あとは、そのページについてコメントや意見を書いていけば良い。
そして、登録しておいたブログを選んで投稿ボタンを押せば、記事エントリが可能になる。

ScribeFireもCodetchと同じくプラグインなので、Windows Mac Linuxの三大デスクトップOS対応だ。ScribeFireは日本語対応しているので、多くのユーザーが使えるだろう。

サイト管理にしてもブログ更新にしても、ブラウザとは切っても切れない関係でつながっている。なるべくブラウザのみで仕事をしてしまえば、長続きしないと言われるホームページ/ブログ更新も楽しくなるに違いない。

(編集部 真田裕一)

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