松雪泰子
　2月7日より公開となる松雪泰子・椎名桔平主演、一人の女性の生きる希望を描く映画「余命」。「乳がん」をテーマの一つに掲げる同作は、乳がんの早期発見や意識の向上を促すピンクリボン運動に賛同しており、売り上げの一部は（財）日本対がん協会に寄付される。「手紙」の名匠・生野慈朗監督からの熱烈なオファーにより映画主題歌に決定し、2月4日に発売となるtwenty4-7のニューシングル「Get A Life 〜Again〜」も、売上の一部が同様に寄付される。

　これは、「アーティストとしても、一個人としても人のためにできることがあれば賛同したいと思っています。」という本人たちの意向により実現したもの。実は、シンガーのME（ミー）は映画主題歌が決定するのとほぼ同時期に、親しい友人が乳がんであることが発覚。若いだけに進行が早いのではと懸念される中、授かった子供の命を「自分の命と引き換えにしてもこの子を産みたい」と言う友人の言葉で、出産まで治療をしないという決断を下したが、友人の気持ちをどうしても叶えてあげたい反面、本当にそれでいいのかと自問自答し、乳がんについて調べ始めた。

　乳がんについて調べていると、乳がんに対する自分の認識の薄さに「無知とは自分に計り知れない後悔をさせるものだ。」と思ったのだという。その間そばで見守ると同時に乳がんについて調べる中で、ピンクリボンの存在も知ったという。映画のストーリーと全く同じ境遇で、子供を産むことと病との間で葛藤する友人をそばで支えており、それゆえに今回の寄付やピンクリボンにはひとしおの思いを持ってい
る。

・twenty 4-7 - アーティスト情報
・映画「余命」公式サイト