フランスリーグアンは10日に行なわれる試合から、試合中に主審が見逃したファウルについては、ビデオによる検証で処分の対象になるとプロサッカーリーグ(LFP)が発表した。
 6人のビデオ映像委員会のメンバーか毎週月曜日に集まり、週末の試合を検証。委員の顔ぶれは、元選手2名(ジャック・グラスマン、ヴァンサン・ゲラン)、元審判2名(クロード・コロンボ、ヴァンサン・テシエ)、そして現在クラブに所属していない元監督(ディディエ・ノゾー、レイナルド・デノウィ)。

 この委員会は規律委員会に対し、適切な処分を提案することになる。また、不当な処分を受けたと思われる選手については、処分を見直す提案もする。

  LFPのティリエ会長は「今回のビデオ委員会の設立は、スポーツマンシップと積極的なプレーを促進することになる。これで『見られていなければ何をしてもいい』といった態度が改められることになり、サッカーのイメージ向上になるだろう。また、不当に処分された選手の救済手段になることも忘れてはならない」と説明した。