生き馬の目を抜くといわれる芸能界。今日の売れっ子が明日同じ地位を約束されているとは限らない。
見えないところで、タレントたちは日々闘っているのだ。そんな彼らがもっとも恐れるもの。それは「キャラかぶり」。文字通りキャラクターが「かぶる」ということだ。自分と同じ「持ち味」を持つ「誰か」と共演することは、ともすると互いの「個性」を潰し合うことになりかねないのだ。
タレントのベッキーが、「絶対共演したくないタレントは?」という質問に対し、「ウエンツ瑛士」と答えていたのを思い出す。
当時は大いに笑ったものだが、案外ベッキーは真剣だったと見た。それだけにテレビを見ていて、なかなか共演の機会を見ることの少ない「組み合わせ」というのがある。本企画では、あえてその”タブー”に挑んでみようと思う。
「あいつとは比較されたくない」「あの人とは共演したくない」・・。
そんな有名人たちの気持ちを逆手にとって「夢の”競演”」を実現させるのだ。どんな対戦結果が出ても、それらはあくまで編集部の”独断と偏見”によるもの。『おせっかいといわれればお許しを。』

それでは、早速第一回目の対戦にいってみよう。
柳原可奈子 VS 渡辺直美(和製ビヨンセ)、デブかわ女芸人同士の対戦だ。

柳原可奈子 VS 渡辺直美(和製ビヨンセ) 
デブマニアとかデブ専とかいうジャンルもでてきて、デブタレントの人気はここのところうなぎのぼりだ。男性ならば、石塚英彦、細山くん、女性なら森公美子、森三中などが思い浮かぶ。
今回対戦する二人は柳原が若干早いものの、どちらも最近ブレイクしたお笑い芸人のデブキャラなのだ。レッドカーペット育ちというところも同じで、結構「キャラかぶり」を恐れているのではないだろうか。
今回はいくつかのRoundにわけて、そんな二人を比較してみた。

R1.「デブ度」 
やはりまずデブ度の比較だろう。デブかわキャラなのだから大事なところだ。

柳原 153cm 74kg
渡辺 155cm 71.5kg

発表した時期や誤差を考えると、ほぼ互角のようだが、柳原が少しデブ度は高いようだ。
しかも、柳原は人気が出るほどに”太ってしまう”というからまだまだいけるという状況のようだ。

R2.「デブのいきさつ」
「なんで?」「いつから?」デブなのか?を検証してみた。

柳原は生まれた時の体重 4,400kg(大きい)とデブの素質があったようだ。
小・中学校では水泳が苦手だったという。体育以外の成績は優秀だったそうで、頭はいいが運動は苦手という典型的なデブの兆候はこのころすでにあったと思われる。
そして今に至り芸人としてブレイクして売れるにつれてどんどんデブ化している。

一方の渡辺は中学時代までは痩せていた(モテたらしい)そうで、高校受験に失敗して高校に行けず、そうしたストレスとバイト先のファミレスでの賄い料理により、どんどんデブ化が進み(25kg太った)今の体型が完成した。”ストレスとやけ食い”がデブにつながることは真実のようである。

R3.「デブのエピソード」 
デブならではの逸話。デブが個性として評価されたからこそ売れた二人、デブがきっかけとなった出来事には事欠かないはずだ。

柳原の場合、デパチカなどで試食販売のバイトをしていた時、全ての店で商品を完売させるので店側は指名料1万円を払って柳原を立たせたらしい。その究極の売り方は「おいしいですよー」と自分で食べて見せることだった・・さすがデブ。思わず買ってしまうほどにおいしく食べることができるのだ。

渡辺の場合、ある番組出演中にグッさん(山口智充)が渡辺に見とれて「ええ体してるな〜」「自分のタイプの女性や」と言っていたらしい。彼はきっとデブマニアなのだろう。