■第8試合 EXC世界ウェルター級王座決定戦/5分5R
ジェイク・シールズ vs ニック・トンプソン
○[1R1分3秒/ギロチンチョーク]×

ウェルター級時代のエディ・アルバレスをTKOで下し、アメリカン・ナックルスターに唯一の黒星をつけているトンプソン。対するシールズは、長きに渡り実力者として名が通っていたが、ビッグステージと縁がなかった不運のファイターだ。

試合開始直後に、片足タックルからテイクダウンを奪ったシールズ。驚愕のスピードでマウントを奪取する。ケージを蹴ったトンプソンだが、その動きをしっかり見ていたシールズは、自ら距離をとり、ケージを蹴ることでバランスが崩れたままのトンプソンの首をコントロールし、再びマウントを奪う。

と同時にギロチンを極めたシールズ。トンプソンは3度、4度とシールズのショーツを叩き、タップアウト。シールズが僅か63秒のファイトでとんでもない強さを見せつけ、地元でEXC初代世界ウェルター級王座にたどり着いた。

「GSPとジョン・フィッチの勝者と統一ウェルター級戦を行いたい」と、地上波ナショナル中継の視聴者とCBSの意向を無視したようなコメントを残したジェイク・シールズ。エンターテイナーでなく、ファイターとしてキャリアを重ねてきた彼らしい言葉だった。

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