左より片貝まこ、ヤマサキオサム、水樹奈々、秦 基博、西川茂

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 1990年から1999年に掛けて「別冊マーガレット」(集英社)に連載され、コミック全23巻が累計発売部数2.700万部を超えるメガヒット作「イタズラなKiss」(通帳:イタキス)。原作者・多田かおるが1999年に急逝したため、未完のまま連載終了となった同作がファンからの要望に応え、2008年4月に初のテレビアニメ化が決定。今月11日に東京・恵比寿で記者会見が行なわれた。

 会見では、多田かおるの元アシスタント・片貝まこ司会を務め、「地球へ・・」などでも活躍中の監督・ヤマサキオサム氏、主人公の相原琴子役を務める大人気声優・水樹奈々、原作者代表として故多田かおるの夫・西川茂氏、アニメのオープニング・テーマ「キミ、メグル、ボク」を手掛ける秦 基博(ハタ・モトヒロ)が登壇。

 自らも原作の大ファンだと語る水樹奈々は「小学校の頃から、ワクワクして読んでいました。アニメにならないかずっと待っていましたし、まさか自分が担当するとは思わなかったので感激しています。この作品や琴子というキャラクターにはいろんな力をもらっているのでもてる力の全てをぶつけてがんばります。」と意気込みを述べた。

 この日は多田かおるの命日でもあり、西川氏は「本人とはストーリーの展開に関して、1999年の正月には『今年で終了させる』ということで、よく相談に乗っていました。今回、実行委員会の皆さんと図りながら、残された構想メモや相談の内容から未完の部分のストーリーを構成し、遂に今回のアニメ化で完結することと決定しました。」と発表すると、会場からは大きなどよめきが起こっっていた。

 秦 基博は「原作を読んで、明るく楽しいイメージで書き上げました。5月の初のホールツアーでも早速演奏します。」とオープニング・テーマについて述べると、ギター1本で同曲と、昨年3月に発表したミニアルバム収録曲の「僕らをつなぐもの」を披露。満場の拍手を浴びた。「キミ、メグル、ボク」は、4月23日自身4作目のシングルとして発表される。また、エンディング・テーマ「片思いファイター」を手掛けるGO!GO!7188からは、原作に対して思い入れたっぷりのビデオコメントが届き、会場を沸かせていた。

 「イタズラなKiss」は、4月4日からTBSで、9日からCBCで、15日からサンテレビでは15日から放送開始となる。

秦基博GO!GO!7188 - アーティスト情報
アニメ「イタズラなKiss」公式サイト

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