“ジェノバ・ダービー”となった17日のセリエA第23節ジェノア対サンプドリア戦は、1−0でサンプドリアが勝利を収めた。DFマッジョ（26）に完璧なアシストをし、チームに勝利をもたらしたFWカッサーノ（25）は試合後「俺はこんな性格だ。人々に好かれたり嫌われたりしているが、自分では誰からも嫌われているとは感じていない」と笑顔で語り始めた。

　イタリア代表メンバー入りについてカッサーノは「代表？ドナドーニ（代表監督）に聞いてよ。彼との関係は良好だし、今日のプレーを持続すれば、結果が付いてくるはずだ」と説明。

　またASローマとレアル・マドリーでカッサーノを指導した現イングランド代表監督ファビオ・カペッロが「カッサーノは私や周囲が期待していた姿を取り戻したようだ。性格や人間関係の築き方に問題はあるが、彼の才能は唯一無二であり申し分ない。サンプドリアでチームリーダーとなれたことで、彼は生まれ変わり良い方向に向かったのだろう。色々なチームを経験し、人間的にも少しは丸くなったのかもしれない」と発言したことを受けてカッサーノは「カペッロは好きなことを発言すればいい。俺は俺だ。俺は個性の強い人間で、誰からも影響を受けたりしない。相手が監督やクラブ幹部であっても俺が思ったことを言う。でも、揉めたいわけじゃない。ただプレーしたいだけだ。カペッロは俺を評価してくれることもあるが、高圧的なときもある。今はプレーに専念し、楽しみたい」といつもの口調で話した。

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