リヴァプールのファンによるシェア・リヴァプールFCは1月31日にリヴァプール大学で記者会見を行い、ファンの手でリヴァプールを買収する計画を提案した。バルセロナのソシオシステムを手本に、10万人のファンに5億ポンド(約1133億円)の出資を募り、クラブの買収と新スタジアム建築に当てるという。
 一時はアメリカ人共同オーナーがクラブを投資グループのドバイ・インターナショナルへ売却するのではと噂されたが、このグループの中心人物であるリヴァプール大学講師でリヴァプールファンのローガン・テイラー博士は、「これは石油とは関係ない話だ。我々は真剣で、実現できると信じている。現在はファンに公式サイト(www.shareliverpoolfc.co.uk)を訪れてもらって、意見を述べてもらいたい。それから今後の方針を決めるが、会員一人につき1票の投票権を保証する。現状ではまだ出資を募ってはいない。当面はみんなの熱意と考え方を知りたい。すでにノルウェーやカリフォルニアから問い合わせをもらっているが、このクラブは世界中にファンがいるのでそれが強みだ」と説明した。
 なお、このニュースが報じられた直後から、公式サイトへのアクセスが殺到し、サーバーがダウンしたという。