中国発MMAプロモーション、アートオブウォー

写真拡大

24日(土・現地時間)、中国は北京のシンクゥアン・フィルム・スタジオで、ART OF WAR FIGHTING CHAMPIONSHIPの第9回大会となる「フィスト・オブ・フューリー」が行われる。

中国のMMAは、日本には殆ど伝わってきていないが、アートオブウォーはアドリア・エンターテインメント・グループというイベント会社が主催し、2005年11月11日に第一回大会が開かれ、ひそかに定期開催されてきた大会だ。二回目の大会はフィリピンのマニラで開催されているが、殆どが北京を中心にマニラでも大会が行われたきた模様だ。

試合時間は10分+5分の2R制、および10分+5分+5分の3R制で、ルールはストンピングやサッカーボールキックがあり、かつ垂直に落とす以外のヒジ攻撃も認められているなど、幻に終わったPRIDE+UFC(ネヴァダ州)ルールの折衷ルール。階級は60kg級から6kgおきの8階級、96kg以上級までとされており、第6回大会には、タケダ・セツマなる日本人柔術家も出場している。

今大会のメインは中国の散打王者ワン・シャンティと、タイ在住のスウェーデン人ファイター=エリック・カールセツの試合。そして、HERO‘SやMAXで活躍したオーレ・ローセンも出場、ヤオ・リュウクァンという中国人ファイターと対戦する。全く未知なる中国のMMAワールド。散打を中心に、柔道やレスリングの国家代表選手もMMA転向を果たしており、ひそかに注目したいアートオブウォー・ファイティングである。