イタリア代表のエースでバイエルン・ミュンヘン所属のFWルカ・トニが、イタリア国外でプレーするイタリア人選手の立場からイタリア・カルチョの現状について語っている。

トニは「我々のカルチョを救わなくてはならない。日曜の午前に自分と同年代の青年が信じられない事件によって命を落とした。イタリアのイメージを損なうショッキングな事件が世界中に流れてしまった。イタリア国外で頻繁にイタリア・カルチョの悪口を言われる度に、弁解をし続けてきたのだが…。皆が一丸となり力を合わせて犯罪者と戦わなければならない。必ず改善されると信じている」と苦々しい表情で語っている。

またウルトラス(熱狂的サポーター)とクラブ側の関係が問題視されている中、トニは「自分がイタリアでプレーしているときに、ウルトラスのリーダーと食事に出かけるようなことは一度も無かった。警察やクラブは彼らがどのような人物なのかを熟知している。まずは彼ら(の暴挙)を止めなければ」と語っている。