元部落解放同盟支部幹部の立場を利用して奈良市幹部を脅迫したとして、職務強要罪に問われていた元奈良市職員の中川昌史被告(43)の判決が2007年8月17日、奈良地裁であった。求刑懲役1年6ヶ月に対して、懲役1年6ヶ月、執行猶予3年の判決を言い渡した。判決では、「解放同盟のおける自己の立場を背景に行政施策の遂行を暴力でゆがめ、瀋陽を棄損した行為は強く非難されるべき」などと指摘した。中川被告は長期「病欠」を繰り返しながら、建設業を実質的に営んでいた。