第1部に負った傷口を狙われ苦悶の表情を見せる谷嵜

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El Doradoと大日本プロレスとが第1部と第2部に分かれて興行を行う、『プロレス大感謝祭2007』の第2部が22日、福岡・博多スターレーンで開催された。

第1部で大日本プロレスデスマッチトライアルで負傷ながら勝利した谷嵜が"HELL DEMONS"に捕まり万事休すだったが、最後は近藤、アントンの連携からインプラントを決め勝利した。
試合後、近藤は『EL Doradoでまた必ず博多に戻ってくる』と誓った。

試合結果は以下


■第1試合(FTO提供試合)
○スカルリーパーA-ji & 吹本賢児
(6分17秒 STF)
×高橋“YOUNG”直樹 & xXXx

スカルリーパーが強烈なパイルドライバーからのSTFで高橋を仕留めた。

■第2試合
○豪 & バラモンケイ
(11分51秒 ラリアット)
×青木洋介 & 清水基嗣

ケイと豪が襲いかかり場外乱闘から試合開始。そのまま青木が捕まってしまうがドロップキックで清水にようやくスイッチ。清水はミサイルキックやリバースカーフブランディング等で攻め込むがケイのネックブリーカー、リバースタイガードライバーで動きを止められる。最後は豪が青木に豪快なラリアットを放ちフィニッシュ。

■第3試合
○佐藤悠己
(8分56 回転エビ固め)
×チャンゴ

この日よりギジェルモ"チャンゴ"秋葉から改名したチャンゴとレスリングドリーマーズから参戦の佐藤悠己のシングル。基本に忠実なレスリングの攻防の静かな立ち上がりでスタートした。佐藤が一気にペースを上げ、ルチャ独特の投げを連発するも、それを振り切ったチャンゴは佐藤を場外へ落とすとトペコンヒーローヘ。佐藤はそのまま攻め込まれるが隙を突いて反撃。スピード活かしチャンゴを翻弄するもチャンゴが大技で追い込まれてしまう。チャンゴがフィニッシュを狙ったダイビングギロチンを放つが佐藤は素早く丸め込む。チャンゴも負けじと切り返し丸め込み合戦へ。最後はチャンゴのジャックナイフを潰した佐藤が3カウントを奪った。

■第4試合
○伊東竜二 & 大鷲透 & ベアー福田 & ヘラクレスオオ千賀
(13分35 ドラゴンスプラッシュ)
×ポコ本 & 辻本恭史 & 沖本摩幸 & 関本大介

大日本選抜選手として"猛獣惑星"に伊東竜二、"南京ファッキンレスリング部"には関本大介が加わった豪華な八人タッグ。関本は名前に"本"が付くとの理由で南京の助っ人になったが、レスリング部出身でなく野球部出身であるという事を大鷲に指摘されてしまう。ポコ本が終始捕まってしまう展開に。なんとか耐え切り関本にタッチ。代わった関本はラリアットの乱打でペースを戻そうとするが千賀に捕まってしまう。試合終盤ベアーを沖本、辻本、ポコ本でバックから投げようとするが投げられず。関本がまとめてジャーマンを狙うと何故かポコ本だけ投げられてしまう。その後ベアーがスパインバスター、伊東がドラゴンスプラッシュと繋いで勝利。敗れた南京だったが、ポコ本以外は何故かリング上で猛獣惑星と一緒に勝利を喜んだ。


■第5試合
○KAGETORA & 宮本裕向
(13分6秒 一騎当千)
×ミラニートコレクションa.t. & 佐々木貴

KAGETORAと宮本裕向の男気溢れるタッグに対するはミラニート&佐々木。佐々木貴はミラニートの透明犬連れリング上でニートとモデルウォークを共演。試合に技と技の熱い攻防を繰り広げる。最後はKAGETORAが一撃必殺の一騎当千でミラニートを沈めた。

■第6試合
○谷嵜なおき & 近藤修司 & アントーニオ本多
(26分48秒 インプラント)
×Ken45° & 菅原拓也 & バラモンシュウ

博多大会のメインイベントは"SUKIYAKI"と"HELL DEMONS"による六人タッグマッチ。アントンが菅原に弓矢固めを決め、谷嵜がフットスタンプとSUKIYAKIペースになるかと思ったところでヘルデモンズが場外乱闘に持ち込む。両チームのセコンドであるケイ、豪、清水も加わり会場内で大乱闘を繰り広げる。谷嵜は昼の部での傷口が開き再び流血。ヘルデモンズは谷嵜を捕まえ集中攻撃。長く捕まっていた谷嵜はエルボーを乱打しアントンにようやくスイッチ。菅原にナックルを連打しボディシザースドロップ、更に場外へトペ。リング上では近藤が菅原をパワーでねじふせるもKenが介入し攻め切れず。再び谷嵜が捕まってしまうが近藤、アントンが救出し一進一退の攻防を繰り広げる両チーム。
最後は近藤とアントンがシュウ、Kenをそれぞれ肩車したところを谷嵜がコーナからダブルインパクトを放ち、すかさずKenにインプラントを決め26分にも及ぶ試合を制した。