【ファンキー通信 アンケート編】大人と子どもでこうも違う!? なりたい職業ランキング

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 さて、突然ですが、あなたは子どもの頃、どんな職業に就いてみたかったですか? そして大人になった今、もし叶うならどんな職業に就いてみたいですか? 子どもと大人ではなりたい職業が違ってきそうですね。

 第一生命が調査した全国の児童(保育園児、幼稚園児、小学生)に2004年に聞いた調査によると、男の子に人気の職業は、1位『野球選手』、2位『サッカー選手』、3位『学者・博士』という結果だそうです。現代っ子からはどんな回答が飛び出してくるかと思いきや、わりとスタンダードな結果ですね。逆に女の子に人気の職業は、1位『食べ物屋さん』、2位『保育園・幼稚園の先生』、3位『看護師さん』という結果に。うーむ、男の子より現実的な回答が多いかも。でも、なんだか安心するデータです。例年あまりデータに変化はないので今年アンケートをとっても同じような結果になりそうだ。

 そして、注目の大人のアンケート結果。ライブドアリサーチを使って「もし叶うなら・・・あたなが今就きたい職業は?」というアンケートを行ったところ、1位『歌手・タレント』(12.8%)、2位『医者・看護師』(7.1%)、3位『学者・博士』(6.6%)、4位『パイロット』(4.7%)、以下、『宇宙飛行士』『野球選手』『漫画家』、『キャビンアテンダント』という結果に。

 歌手・タレントがぶっちぎりの1位というわけで、意外に子どもに負けず劣らず夢に溢れる大人が多いようです。ただ、子どもが野球・サッカーなどスポーツのプロフェッショナルを目指しているのに対して、大人は歌手・タレントなど、文化系のプロフェッショナルを追いかける人々が多いようだ。また、大人の特徴として、21.4%の人が『特にない/分からない』という回答だった。このアンケート結果を踏まえ、就職情報誌の編集を務めるOさんに伺ってみた。

 「アンケート結果と、実際に就職・転職希望者が求める職種は大きく違いますね。ただ、歌手やタレントにあこがれる人が、テレビ局などマスコミの就職を希望したり、タレントに触れ合えるスタイリストなど美容系やアパレル系を目指したり、広告業界を目指したりして、そのあたりは実際に希望者の多い人気の職種なので、このデータは納得できるかもしれません。2位の医者は収入面、3位の学者や博士は自分のペースで仕事(研究)が行いたいという欲求の表れですかね。いずれにしても、夢を見つつも現実も意識しているのが大人のアンケート結果だろうな、と」(某就職情報誌 編集者 Oさん)

 僕に子どもができたらやっぱり野球選手になりたい、とか歌手になりたいとか言い出すのだろうか。皆がスポーツ選手や歌手になれるわけではない。大切なのは夢が破れたとき、どんな行動をとるかなんだ、と自分の子どもには聞かせてやりたい。(梅田カズヒコ/verb)

■関連リンク
「大人なったらなりたいもの」過去16年の推移を見る - 第一生命 - 文中で紹介した第一生命が毎年行っているアンケートをまとめた記事
【夢】もし叶うなら・・・あたなが今就きたい職業は? - livedoor リサーチ
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