【アキバ物欲】Vista導入前の下準備!バックアップ特集
![ハードディスクドライブ](https://image.news.livedoor.com/newsimage/5/a/54b52a9188e004e4a0b8ddfc64d54ee3-m.jpg)
2007年1月30日、マイクロソフトの新しいOS「Windows Vista」(以下、Vista)がついに発売される。同社が5年ぶりにパソコン市場に投入するOSであるだけに、パソコンのOSをVistaに移行する計画を立てている人は多いであろう。Windows XPからVistaへのアップグレードは、「【特集:Vistaへの道】Step 6:Windows Vistaへのアップグレード」で取り上げたとおり、新規インストールと上書きインストールの2種類があり、トラブルが少ないインストールとなれば、新規インストールを選択したほうが良いとされる。
ここで問題となるのが、仕事やプライベートで必要なファイルを新しいVistaの環境で使用するには、どうすれば良いかであろう。アキバのPCショップでは、100Gバイトを越える大容量のハードディスクはもちろんのこと、次世代DVDドライブであるBlu-rayドライブやHD DVDドライブも店頭で見られるようになってきた。
そこで今回は、Vista導入に備えて、大事なファイルをバックアップするための記憶媒体を秋葉原の各店舗で調べてみた。
■ハードディスクでバックアップ
大容量のデータをバックアップするメディアとして真っ先に思い浮かぶのは、ハードディスクドライブである。ハードディスクは、パソコンの周辺機器であるが、動画のように大容量のファイルを保存する人には、バックアップメディアとしての意味合いが強い。
●外付け型ハードディスクを増設
パソコンにハードディスクを追加する方法としては、外付けのハードディスクを購入してパソコンに接続する方法があげられる。パソコンには、周辺機器を接続するためのインターフェースとして、USBポートやIEEE1394ポート(FireWireまたはi.Link)が用意されているので、これらに対応した外付けのハードディスクを購入すれば、大容量の記憶媒体として利用できる。
USB接続の外付け型ハードディスクは、Windows XPマシンであれば、パソコンのUSBポートに接続するだけで自動的に必要なデバイスドライバがインストールされてすぐに使用できるので、誰でも手軽に使用できる。IEEE1394接続のハードディスクも、 IEEE1394ポートを搭載したパソコンであれば、パソコンに接続するだけですぐに使用できるが、Windowsマシン、とくにノートパソコンでは、IEEE1394ポートを標準で搭載しないパソコンが多い。汎用性を考えれば、USB接続の外付けハードディスクを購入するのが良いだろう。
●内蔵型ハードディスクを増設
デスクトップパソコンの中には、内蔵のハードディスクを増設できるマシンも多々見受けられる。そういうマシンでは、内蔵型ハードディスクを購入して、パソコンに増設すれば、バックアップ用の記憶媒体として使用できる。
デスクトップパソコンでは、主に3.5インチのハードディスクドライブを使用する。同ドライブは、接続方法の違いで、シリアルATA、パラレルIDE(ATA)の2種類に分類される。接続方法が異なるハードディスクを購入すると、パソコンに接続すらできないので、購入時には注意が必要である。
シリアルATAは、パラレルIDEのあとに登場したATAインターフェースの次世代規格である。パラレルATAと比較して高速なデータ転送が可能であり、パソコンとの接続も容易となっている。
パラレルIDEは、コンパックコンピューターとウェスタンデジタルが中心となり開発したIDEインターフェースをベースに拡張したハードディスクの規格である。現在では、Ultra ATA100/133が主流となっている。
パラレルIDE接続の内蔵型ハードディスクでは、パソコンにハードディスクを認識させる際に、マスターまたはスレーブを設定する必要がある。一般的なデスクトップパソコンでは、プライマリーマスターに起動用ハードディスク、セカンダリーマスターに光学ドライブを設定しているので、通常は新しいハードディスクをプライマリースレーブに設定すれば、パソコンで認識できる。
実際に、追加のハードディスクとして使用するためには、1.パーティション領域の確保、2.フォーマットという2つの手順を踏む必要がある。Windows XPマシンであれば、スタートメニューから「コントロールパネル」-「管理ツール」-「コンピューターの管理」-「記憶域」-「ディスクの管理」で、ハードディスクを選択して、それぞれの作業を実行する。多少面倒ではあるが、ヘルプの「チェックリスト:新しいディスクを追加する」に、詳しい手順が書かれているので、ヘルプを参考にしながら作業を行えば良いだろう。
ノートパソコンは、携帯性や省スペースを重視しているので、通常は内蔵型ハードディスクを増設できない。そこで通常は、外付け型ハードディスクを増設する手段がとられる。
次のページでは、内蔵型ハードディスクを外付け型ハードディスクとして増設する方法と、光学メディアでバックアップ、オススメのバックアップ方法を紹介する。
そこで今回は、Vista導入に備えて、大事なファイルをバックアップするための記憶媒体を秋葉原の各店舗で調べてみた。
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ハードディスクドライブ |
■ハードディスクでバックアップ
大容量のデータをバックアップするメディアとして真っ先に思い浮かぶのは、ハードディスクドライブである。ハードディスクは、パソコンの周辺機器であるが、動画のように大容量のファイルを保存する人には、バックアップメディアとしての意味合いが強い。
●外付け型ハードディスクを増設
パソコンにハードディスクを追加する方法としては、外付けのハードディスクを購入してパソコンに接続する方法があげられる。パソコンには、周辺機器を接続するためのインターフェースとして、USBポートやIEEE1394ポート(FireWireまたはi.Link)が用意されているので、これらに対応した外付けのハードディスクを購入すれば、大容量の記憶媒体として利用できる。
USB接続の外付け型ハードディスクは、Windows XPマシンであれば、パソコンのUSBポートに接続するだけで自動的に必要なデバイスドライバがインストールされてすぐに使用できるので、誰でも手軽に使用できる。IEEE1394接続のハードディスクも、 IEEE1394ポートを搭載したパソコンであれば、パソコンに接続するだけですぐに使用できるが、Windowsマシン、とくにノートパソコンでは、IEEE1394ポートを標準で搭載しないパソコンが多い。汎用性を考えれば、USB接続の外付けハードディスクを購入するのが良いだろう。
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USB 2.0接続の外付け型ハードディスクドライブ | USB2.0/IEEE1394接続のハードディスクドライブ |
●内蔵型ハードディスクを増設
デスクトップパソコンの中には、内蔵のハードディスクを増設できるマシンも多々見受けられる。そういうマシンでは、内蔵型ハードディスクを購入して、パソコンに増設すれば、バックアップ用の記憶媒体として使用できる。
デスクトップパソコンでは、主に3.5インチのハードディスクドライブを使用する。同ドライブは、接続方法の違いで、シリアルATA、パラレルIDE(ATA)の2種類に分類される。接続方法が異なるハードディスクを購入すると、パソコンに接続すらできないので、購入時には注意が必要である。
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左がパラレルIDE、右がシリアルATAのハードディスクドライブ |
シリアルATAは、パラレルIDEのあとに登場したATAインターフェースの次世代規格である。パラレルATAと比較して高速なデータ転送が可能であり、パソコンとの接続も容易となっている。
パラレルIDEは、コンパックコンピューターとウェスタンデジタルが中心となり開発したIDEインターフェースをベースに拡張したハードディスクの規格である。現在では、Ultra ATA100/133が主流となっている。
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シリアルATA接続のハードディスクドライブ | パラレルIDE接続のハードディスクドライブ |
パラレルIDE接続の内蔵型ハードディスクでは、パソコンにハードディスクを認識させる際に、マスターまたはスレーブを設定する必要がある。一般的なデスクトップパソコンでは、プライマリーマスターに起動用ハードディスク、セカンダリーマスターに光学ドライブを設定しているので、通常は新しいハードディスクをプライマリースレーブに設定すれば、パソコンで認識できる。
実際に、追加のハードディスクとして使用するためには、1.パーティション領域の確保、2.フォーマットという2つの手順を踏む必要がある。Windows XPマシンであれば、スタートメニューから「コントロールパネル」-「管理ツール」-「コンピューターの管理」-「記憶域」-「ディスクの管理」で、ハードディスクを選択して、それぞれの作業を実行する。多少面倒ではあるが、ヘルプの「チェックリスト:新しいディスクを追加する」に、詳しい手順が書かれているので、ヘルプを参考にしながら作業を行えば良いだろう。
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コンピューターの管理 | ヘルプの「チェックリスト:新しいディスクを追加する」 |
ノートパソコンは、携帯性や省スペースを重視しているので、通常は内蔵型ハードディスクを増設できない。そこで通常は、外付け型ハードディスクを増設する手段がとられる。
次のページでは、内蔵型ハードディスクを外付け型ハードディスクとして増設する方法と、光学メディアでバックアップ、オススメのバックアップ方法を紹介する。