「グーグルアースでディズニーシーを見てごらん。中央に作業用の大きな道路が映ってるんだって!」

 最近こんな話をちらほらと目にします。園内から見える景観やコンセプトの保持と、イメージ作りに徹底しているさすがのディズニーも衛星写真にはかなわなかったということなのでしょう。確かにくっきりと一本の大きな道路がディズニーシーを走っているのが見えます。

 そんなディズニーだからこそ、裏側が気になるもの。他にも色んな噂が飛び交っています。

 例えば「シンデレラ城には株主などVIP専用のレストランがあって、そこではお酒も飲める」とか「ディズニー関連のホテルで結婚式をしたとき、○○万円でミッキーが来てくれる」などなど。どこから出てきたのやら、ディズニーの裏側に関する噂は絶えることがありません。

 しかし、中には素敵な噂も・・・

 「ディズニーには案内板がないんだって。地図(園内パンフレット)を持って国をさまよっていろいろな発見をして欲しいかららしいよ」や「キャストは絶対『いらっしゃいませ』って言わないの。ゲストとコミュニケーションをとるため“返事がもらえる言葉”で声をかけるんだって」など。また、当初千葉市は舞浜駅にディズニーの名前をつけたかったそうなのですが、「駅は現実への入り口」であるという理由でその申し出を拒否したなんて噂もあります。

 いや〜、さすが! ゲストにディズニーの世界に入り込んでもらうための施設環境へのこだわり。そして、ディズニーの理念を浸透させるキャストの教育。ビジネスにおいてもお手本とされるだけのことはありますね。

 とはいえディズニーリゾートは夢と魔法の国。噂なんて野暮なこと言ってないで、ミッキーの耳をつけて、プーさんのパスケースを首から下げて、夢と魔法の世界に浸ろうじゃありませんか。(加藤克和/verb)