「悪ノリすぎる!」フジテレビ製の“東野幸治ゆるキャラ”にブーイング殺到

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 これほどあからさまな“パクリ”が許されるのだろうか?

 7月27日放送の「ドッキリGP」(フジテレビ系)で公開された、MCの東野幸治をモチーフとしたゆるキャラの造形に、子育て世代からのブーイングが続出しているという。

 この日はMCの小池栄子が、冷たいとの印象を持たれがちな東野をモデルにしたマスコットを作りたいと提案。“丸いフォルム&目はクリクリ”“子どもにキャーキャー言われる”“必殺技がある”という3つの要素を盛り込んだゆるキャラを制作することとなった。

 ここで登場したゆるキャラの“コージくん”は、顔の部分がヒップになっているフォルムが特徴。しかも股間には東野の精巧な頭部が逆さについており、発注者の小池も思わず「バカじゃないのここのスタッフ」と呆れるほど。その小池以上に番組を見ていたママやパパ、そして子供たちが呆れかえったというのだ。子育て中の女性誌ライターが眉をひそめる。

「顔がヒップになっているその姿は、NHKでアニメ化もされている人気児童書『おしりたんてい』(ポプラ社)の主人公そのもの。ただし、おしりたんていのほうは可愛らしいキャラに仕上がっているのに対し、コージくんのほうは全体的に品のない造形ですし、上半身にも下半身にも脚がついている異様なフォルムには気持ち悪さもプラス。しかもコージくんの必殺技は顔面(ヒップ)からブーッと発射する臭い匂いで、これもおしりたんていが悪者を退治する時に放つ強烈なおならのパクリなのは明らか。そんな安易かつ悪ノリ極まるキャラ設定には開いた口がふさがりません」

 そのコージくんは山梨県の小学校を訪れ、生徒たちにヒップに関するクイズを出題。この場面もまた、おしりたんていのファンを激怒させたというのである。女性誌ライターが続ける。

「そのクイズでは不正解すると臭いおならを浴びる罰ゲームが待っており、おならを浴びせられた女子児童はあからさまに不愉快な表情を見せていました。元ネタの『おしりたんてい』では悪者相手に繰り出す正義の鉄槌が、このコージくんでは小学生をイジるための下衆なギミックへと変換されており、ネタ元へのリスペクトが一切感じられない有様なのです」

 そんなキャラにも関わらず、コージくんはフジテレビが開催している「ようこそ!!ワンガン夏祭り THE ODAIBA 2019」のドッキリGPブースに登場している。しかし視聴者からは、〈もはやポプラ社はフジテレビを訴えるべし!〉との声すら挙がっているようだが「ドッキリGP」の制作陣には届くのだろうか。

(白根麻子)