夏菜主演ドラマ「ちょうどいいブス」タイトル変更は“織り込み済み”!?

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 1月10日から始まるドラマ「人生が楽しくなる幸せの法則」(日本テレビ系)が放送開始を前にネットで炎上、大きな注目を集めている。

「この作品は、お笑いコンビ・相席スタートの山崎ケイのエッセイ『ちょうどいいブスのススメ』を原作にしたドラマ。女優の夏菜、高橋メアリージュン、小林きな子演じるイケてない3人の女子が、山崎演じる“ちょうどいいブスの神様”に導かれ恋も仕事もうまくいく生き方上手を目指すラブコメディ。ところが番組が発表されるや、女性をみずからブスと呼ぶタイトルに対して疑問を投げかける声が殺到。12月21日には、ドラマのタイトル名が『人生が楽しくなる幸せの法則』に改められました」(テレビ誌記者)

 SNSでも「外見をディスる言葉は、メディアから率先してなくしていってほしいよ」「“ちょうどいい”というのは男性にとって“ちょうどいい”だけでは?」といった批判が上がる中、原作者でもある山崎は、ネットサイト「telling,」のインタビューに答えて、「自分のことを美人だとも思えないし、すごいブスだと思うと生きにくい。そういう子たちに“ちょうどいいブス”っていう立ち位置はどうですかっていう一つの提案。そういう捉え方をすることで、楽しく生きられるといいな」と思いを語っている。

 さらにドラマの内容を変えずに、ドラマのタイトルだけを改めたテレビ局サイドの対応に対しても「その場しのぎ」と非難が上がり、主演する“自己表現下手くそブス”を演じる夏菜についても「どこがちょうどいいブスだよ!! 全然きれいじゃねえか!!!」といったブーイングが出る始末。スタート前から混迷を極める中、じつはこのドタバタ劇こそテレビ局側の狙いだったのでは?との憶測も出ている。

「どちらかというと影の薄い深夜ドラマだっただけに、放送前のSNS炎上は絶好のチャンス。このタイトル変更も、織り込み済みかもしれませんよ」(放送作家)

 また主演の夏菜にとっても千載一遇のチャンスと見るのは、制作会社プロデューサーだ。

「NHK朝ドラ『純と愛』の視聴率低迷がトラウマになり、なかなか女優として開花することができない夏菜。しかも美人の夏菜が“ブス”を演じきることができれば、演技派女優としてグッと評価が上がるはず。いろんな意味でも注目作になりそうですね」

「ちょうどいいブス問題」と共に、夏菜の演技も見逃せない!?

(窪田史朗)