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2016年12月放送の回では「忠臣蔵」、2018年1月放送の回では「本能寺の変」を題材に、古舘伊知郎が“歴史事件の実況”に挑戦してきた『古舘トーキングヒストリー』。

放送文化基金賞や日本民間放送連盟賞を受賞するなど、テレビ業界に新風を巻き起こした同番組の第3弾が放送されることが決定した。

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2019年1月5日(土)に放送される第3弾の題材は、幕末最大の謎「坂本龍馬暗殺」だ。

なぜ、誰が、どのようにして稀代のヒーローを歴史から葬ったのか?「寺田屋事件」「大政奉還」「近江屋事件」。3つのポイントから浮き彫りになった新事実に、古舘実況と本格ドラマで迫る。

これまで、「忠臣蔵」「本能寺の変」という日本を揺るがせた2つの事件を最新研究に基づく新事実を取り入れた本格的なドラマと古舘の実況で再現してきた『古舘トーキングヒストリー』。

今回取り上げるテーマは、過去2回から時代をグッと押し進めた幕末。主人公は、坂本龍馬だ。

坂本龍馬といえば、慶応3年、志半ばで京都・近江屋で暗殺されるが、その実行犯を含め事件には数々の謎がいまだ存在する。

なぜ龍馬は暗殺されなければならなかったのか、そして犯人は誰だったのか? 古舘の実況と豪華キャストによる本格ドラマで、龍馬暗殺の細部に迫る。

さらに、歴史学者・磯田道史氏による時代背景の解説や大胆な推論を交わすスタジオトークなど見所が満載。明治維新から150年、5月には平成から新たな元号となる2019年、稀代のヒーロー坂本龍馬の死の謎が明らかになる。

◆渡辺大、橋本マナミ…豪華キャストによるドラマ

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古舘が実況する「ドラマパート」には、今回も豪華キャストが登場。

坂本龍馬役には、年齢がほぼ同じという渡辺大。龍馬の妻となるおりょうは、朝の連続テレビ小説『まんぷく』での好演が話題となった橋本マナミが演じる。文献をもとに東映京都撮影所に再現された近江屋のセットは、歴史学者の磯田氏も「見事な出来!」と高評価を付けるほどだ。

今回、「寺田屋襲撃事件」で迫る追手から半死半生の身で逃走する龍馬と、彼を守る長州藩士・三吉慎蔵の行動も、古舘の実況付きで再現。当時の息遣いを感じる、リアリティ溢れた映像で幕末の事件を完全再現する。

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豪華俳優陣による演技と豪華セット、そして趣向を凝らした映像で幕末の京都を臨場感たっぷりに再現。そんなドラマに、古舘の実況がどう絡み、盛り上げていくのか。単なる再現ドラマにとどまらない、重厚な「ドラマパート」に注目だ。

◆古舘伊知郎 コメント

「僕は坂本龍馬がこれまでロマンチストと描かれてきたことに反発を感じていたんです。どんな人物であっても清濁併せ呑んでいるはずだ、という思いがあったので。そこを今回はロマンチストであり、超リアリストであり、リベラリストである、いろいろな面を持っているという形で描けたと思います。

まさにカリスマの三面鏡。三面鏡で龍馬の側頭部・後頭部など、いろいろな部分が見えてきます。

龍馬を演じている大さんが、まさに龍馬そのもの。龍馬に会ったことはないのですが、『似ている!』と思いました。役者さんはすごいと思いましたね。橋本さんもおりょうさんのように見えました。そのおりょうが龍馬の危機を救うシーンがあるのですが、それについても今回詳細に理解できると思います。魅力的な橋本さんと合わせてぜひご覧になっていただきたいです。

個人的に感情が高ぶったのは、二条城の前でロケをした大政奉還のシーンです。本物の二条城まで各藩の重鎮たちが籠から降りるところを実況描写したのですが、歴史的大転換の場面です。早朝の撮影でしたが緊迫のシーンに思わず力が入りました。

リアルな龍馬、橋本さんの妖艶な魅力、そして豪華なセットなどドキュメンタリータッチで面白く出来ています。僕としてはぜひ皆さんに見ていただいて、龍馬ファンから批判を受けたいぐらいです。批判をしてくださるということはそれだけ真剣に見てくださっている、ということですから」