世界で活躍するトッププレイヤーの1日のスケジュールには、ある共通点があるそうです。あの村上春樹氏も例に漏れないというその共通点を、現役弁護士の谷原誠さんが、自身の無料メルマガ『弁護士谷原誠の【仕事の流儀】』で紹介しています。

1日のリズムの重要性

こんにちは。弁護士の谷原誠です。世界で飛び抜けたパフォーマンスを発揮するトップ・プレーヤーを研究している心理学者でアンダース・エリクソンという人がいます。彼は、トップ・プレーヤーの1日を調べたところ、ある共通点を見つけたそうです。

それは、プロのミュージシャンとアスリートの大半は、午前9時頃から本格的に練習を開始して、正午前頃に最も調子がよくなる、ということです。そして、午後に休憩をとって、また夕方に数時間練習する、というそうです。

これは、『WHEN』(講談社、ダニエル・ピンク著)に書かれています。

これを読んだ時、以前に書いたメルマガを思い出しました。日本を代表する小説家、村上春樹さんの1日の使い方です。

村上さんは、長編小説を書いている時は、毎日朝4時ごろに起きて即、パソコンの前に座り、原稿を書き始め、4〜5時間、ひたすらに執筆します。ちょうど昼頃に終わります。そして、走るか泳ぐか、必ず1時間程度運動。昼過ぎからは自由な時間として本を読んだり、音楽を聴いたり、レコードを買いにいったり、料理をしたり。そして早く寝て、翌日も早朝から執筆、というパターンです。上記の研究結果に合致します。

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偉大な人達と比べるわけではありませんが私の体験的感想も同じです。私は自分の今の集中度とか、体調とかを分析する癖があるのですが、やはり、午前中は集中力が高まって執筆など高度の思考を要する仕事に向いています。しかし、午後になると、集中力が低下するので、人と会うなどの業務に向いた時間帯になり、また夕方頃に集中力が高まってくるのを感じます。

調べによると、このタイプが一番多いものの、夜型の人もいたりして、色々なタイプがあるそうです。自分がどのタイプに属するか、分析して、1日を効率よく過ごしたいものですね。

今回は、ここまでです。

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