中国メディアは、日本の引っ越し業者のサービス内容等を引き合いに出して、「相手の立場になって考え、細かいところまで気を配る」という姿勢が中国のサービス業には欠けていると指摘した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国では日本人の国民性について「細かいところまで気を配る」、「真面目で厳格」だと評価されているが、それはどのような点に現れているのだろうか。中国メディアの快資訊はこのほど、日本人の真面目で厳格な仕事ぶりを紹介する記事を掲載し、「この真面目さこそ、日本人のもっとも恐ろしい点だ」と主張した。

 記事は、中国のネット上では「日本の街にはごみがほとんど落ちていないこと」が広く知られているとしたほか、「用水路に鯉が生息していること」、さらには、「日本の空港職員が客が預けたスーツケースをまるで自分の荷物のように丁寧に扱っている姿」などが大きな注目を集めたことがあると紹介。こうした事例は中国では見られないことであるとしつつ、日本人の真面目や細部まで手を抜かないサービスは他にも数多く存在すると論じた。

 続けて、日本の引っ越しサービスを例に、「依頼主が何かをする必要はなく、梱包から搬送、そして引っ越し先での設置まで、すべて業者が行ってくれる」と伝え、建物の共用部分に対する養生や壊れやすいものの梱包、荷物や部屋の掃除まで行ってくれることを伝えつつ、「相手の立場になって考えられたサービスはまさに至れり尽くせり」であると強調した。

 一方で記事は、中国では空港を利用すると「いつもスーツケースが壊れて手元に届く」と伝え、空港職員は荷物を投げて扱うのが当たり前であり、これは引っ越しサービスや宅配サービスも同様であることを指摘。「相手の立場になって考え、細かいところまで気を配る」という姿勢が中国のサービス業には欠けていると指摘する一方、日本人が恐ろしいのは「真面目や手を抜かない姿勢を全体で共有できていることである」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)