最近、町の豆腐屋さんを訪ね歩いて豆腐やおからを買うのが楽しみです。ところで、おからはどうやって作られたものかご存知ですか?

豆腐を作る過程で、煮た大豆から豆乳を搾ります。その搾りかすがおから。「搾りかす」といっても大豆ですから、たんぱく質や脂質を含み、食物繊維や微量栄養素もとれるので、子どもにも積極的に食べてほしい食品です。


© kei u - stock.adobe.com


袋に入っているときは少なく見えますが、出すとふわふわとかさが出ます。

先日、町で見つけた生おからは、1袋40円! これを使わない手はありません。生おからは水分を多く含んでいるので、賞味期限が3日ほどと短め。今回は買った日にすぐ作れる、スピードおからレシピを紹介します。

■「コーン入りカレーおから」レシピ
和風の味つけだと「物足りない」という子のために、ひき肉と一緒に炒め、カレー風味に仕上げた“変わりおから”です。包丁の出番は、マイタケを切るところだけなので、忙しいママでも気軽に作れます。

具材が少ないので、マイタケは2パック分たっぷり入れるのがおいしさのポイントです。


<材料> ※作りやすい分量で

豚ひき肉 500g
生おから 1袋(270g)
マイタケ 2パック
冷凍コーン 1カップ
米油(またはサラダ油) 大さじ2
カレー粉 大さじ1強
あら塩 小さじ1/2
しょうゆ 4滴
水 50〜80ml

<作り方>
1、マイタケは細かく刻む。

2、フライパンに油を入れて中火にかけ、豚ひき肉をポロポロになるまで炒める。

3、2のフライパンにマイタケを加えて炒める。なじんできたらおからを3回くらいに分けて加え、木ベラで大きく混ぜながら炒め合わせる。鍋底が焦げてきたらこそげ取りながら炒める。


4、カレー粉と塩を加えて混ぜる。弱火にして全体が黄色くなったらコーンを加えて炒め、しょうゆをたらす。途中、水を3回くらいに分けて加える。

豚ひき肉から出た油をおからにまとわせれば、満足感アップ! 肉の旨みとカレー風味が後を引くおいしさです。


【保存期間】
・冷蔵:3〜4日
・冷凍:3週間(保存袋に入れて冷凍保存)


おからは大皿に盛ると取りづらい子もいるかもしれません。ラップで包んで小判形にまとめ、ケチャップをつけてもOK。遊んだ後、お腹が空いているときにパクっと食べさせてもいいですね。



今回の「肉おから」の具材は、冷凍コーン・マイタケ・ひき肉の、下ごしらえ不要の組み合わせにしました。ほかにも、冷凍枝豆やにんじんのせん切りを入れてもカラフルです。いろいろな組み合わせでお試しください。

(大久保 朱夏)