昨夏の韓米合同演習(資料写真)=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓米軍当局は19日、8月に朝鮮半島で予定されている韓米両軍による定例の合同指揮所演習「乙支フリーダムガーディアン」(UFG)を中止すると発表した。朝鮮半島の非核化や平和体制の構築に向けた朝米(米朝)対話の円滑な推進のための措置。

 朝鮮半島での全面戦争を想定した韓米合同演習はUFG、指揮所演習「キー・リゾルブ」、野外機動訓練「フォールイーグル」の三つ。UFG以外の演習については、まだ方針は決まってないようだ。ただ、演習の中止は域内の安全保障情勢のほか韓日などの同盟国との関係に影響を及ぼすため、波紋を呼ぶ可能性がある。

 トランプ米大統領は17日に、「大規模な戦争を想定した『ウォーゲーム』の中止は私の要求だった」とした上で、「そのようなことは起きないと希望するが、もし交渉が決裂すれば直ちに(韓米演習を)再開する」と説明した。