宇宙世紀サーガ最新作! 『機動戦士ガンダムNT』予告ビジュアル

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 20日、人気アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズの新作となる映画『機動戦士ガンダムNT』(ナラティブ)が、今年の11月に劇場公開されることが、東京・お台場の複合施設「THE GUNDAM BASE TOKYO」で開催されたガンダムシリーズ新作発表会で明らかになった。

 同作は、作家・福井晴敏の小説が原作のアニメ「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」(2010〜2016)の続編。1979年放送のシリーズ1作目「動戦士ガンダム」から続く世界観・宇宙世紀(U.C.)サーガの最新作となり、福井が自ら脚本も手掛け、サンライズ第1スタジオが制作を担当する。

 舞台は「ユニコーン」から1年後。前作の戦いの後も世界は大きく変わることはなく、人知を超越した力を示した2機のフル・サイコフレーム仕様モビルスーツ、RX-0 ユニコーンガンダム1号機と2号機(バンシィ)の存在も封印された。そんななか、暴走事故で消息不明となっていた金色の機体「ユニコーンガンダム3号機」“フェネクス”が地球圏に出現。その機体は金色の不死鳥と称される……。

 物語は三人の主人公が中心となり、そのうちの一人で地球連邦宇宙軍所属のヨナ・バシュタ少尉(25)は『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(1988)に登場した「RX-93 νガンダム」の試作機ナラティブガンダムに搭乗。フェネクスを狙う「不死鳥狩り」に送り込まれる。さらにルオ商会の特別顧問ミシェル・ルオ(25)、そして地球連邦宇宙軍所属の少尉でフェネクスを操るリタ・ベルナルらが織り成す人間ドラマが展開。三人とも25歳とう設定で、年齢層が高い点も重要なポイントになりそうだ。メカニカルデザインはカトキハジメ。そのほかにもシナンジュ・スタインなどのモビルスーツが登場する。

 またこの日、「ガンダム」シリーズを制作するサンライズでは「U.C. NexT 0100」と題して宇宙世紀100年以降の歴史を終わりまで描く新作タイトルをシリーズ展開していくことを発表。ゲーム・コミック・小説などマルチメディア展開され、『機動戦士ガンダムNT』はその1作目となる。(編集部・入倉功一)