ド派手な見た目から誤解されやすいメアリー、実は努力家

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米時間11日、第75回ゴールデングローブ賞のノミネートが発表され、メアリー・J.ブライジ(46)が2部門にわたりノミネートされるという快挙を成し遂げた。

米人気R&Bシンガーで“クイーン・オブ・ヒップホップ・ソウル”ことメアリー・J.ブライジが、このほどNetflixオリジナル映画『Mudbound』(邦題:『マッドバウンド 哀しき友情』)での演技や楽曲が評価され、ゴールデングローブ賞の映画部門「助演女優賞」および「主題歌賞」にノミネートされた。

11日朝のノミネートを受け『Los Angeles Times』の取材に応じたメアリー。吉報を聞いたのは、自宅のベッドの中だったそうだ。グラミー賞をはじめ、これまで数々の名誉ある賞を受賞してきた彼女だが、女優としてのノミネートはまた一味違った感覚だという。

「女優としてのキャリアを築くのは、私がずっと目指してきたこと。だから今回こういう形で認められたのは本当にうれしいわ。」

同映画では家族の核となり皆を支えるフローレンスという母親役を演じているメアリーだが、その役どころを「寡黙だが内なるパワーを秘めた女性」と形容し、「謙虚であること、そして自分という人間を知ることの大切さを伝えられたら」とも語っている。

撮影中はウィッグやつけまつげ、ネイルなどが許されなかったため、“素”のままで挑んだという。この役を演じたことで、自分に欠けていた「ありのままの美しさへの自信」がついたと明かしている。

また「主題歌賞」にノミネートされた楽曲『Mighty River』について、「歌詞の意味を噛みしめながら、それぞれのキャラクターと重ね合わせて見てもらえれば」と自信をのぞかせた。

最後に「ノミネートされた記念すべきこの日を、どうやって過ごす予定ですか?」との質問には、このように答えている。

「自分にも周りの人に対しても、笑顔を忘れずにいつもと同じように接する予定よ。そしてベストを尽くして仕事に打ち込むわ。」

なお『Mudbound』は第二次世界大戦直後、人種隔離政策が根深く浸透する米国南部ミシシッピ州の綿花農園を舞台にした白人一家と黒人一家の物語。アメリカの人種差別を真っ向から描いた作品である。

第75回ゴールデングローブ賞授賞式は現地時間2018年1月7日に「The Beverly Hilton」にて行われる予定で、米人気コメディアンのセス・マイヤーズ(43)が初司会に挑戦する。
(TechinsightJapan編集部 c.emma)