TSMC創業30周年を記念するフォーラムの模様

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(台北 23日 中央社)半導体の受託製造世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が23日、創業30周年を記念する音楽会やフォーラムなどを開催する。モリス・チャン(張忠謀)董事長(会長)自らが進行役を務めるフォーラムには、米クアルコムのスティーブ・モレンコフ最高経営責任者(CEO)、アナログ・デバイセズ(ADI)のヴィンセント・ロウチCEOのほか、アップルのジェフ・ウィリアムズ最高執行責任者(COO)などが出席し、今後10年の半導体産業について意見を交した。

張氏は同日のプレスリリースで、事業パートナーらとの協力の下、時代を変える技術革新が一つ一つ現実のものとなり、世界の人々に安全で快適な生活をもたらしたと感慨を込めて過去を振り返った。

感謝の気持ちと、今後30年への期待という意味合いを込め、23日夜台北市内の国家音楽庁(ナショナル・コンサート・ホール)で開かれる音楽会では、オーストリアの指揮者、クリスティアン・アルミンク氏とウィーン室内管弦楽団によるベートーベンの「交響曲第9番」で締めくくるプログラムが用意されているという。

(張建中/編集:塚越西穂)