「栗の治部煮(じぶに)風」 レタスクラブニュースより/プロ料理家:倉持光江 撮影:砂川千恵子

写真拡大

「栗ご飯」や「栗きんとん」でもおなじみの栗は、肉と一緒に調理してもおいしさを発揮してくれます。和風・洋風どちらの味つけにも合うので、使える料理の幅が広いのも利点。栗をおかずとして利用したことがない人も、今の時期ならではの滋味深い料理にぜひチャレンジしてみて。

ほかにもいろいろ!「栗のレシピ」をチェック!

■ 【栗の治部煮(じぶに)風】(303Kcal、塩分2.8g、調理時間30分)

<材料・2人分>

とりもも肉 150g、栗 6個、さやいんげん 6本、生しいたけ 2枚、だし汁 1と1/2カップ、みりん、酒、しょうゆ、小麦粉

<作り方>

1. 栗は半生状に下ゆでする。鍋にたっぷりの湯を沸かし、栗を入れる。表面がぐらぐらするくらいを保ち、約5分ゆでる。火を止めて、そのまま約10分おき、粗熱をとり、皮をむく。いんげんは筋を取って、熱湯で1〜2分ゆで、半分に切る。とり肉はそぎ切りにする。しいたけは石づきを除き斜め半分に切る。

2. 鍋にだし汁、みりん大さじ3、酒、しょうゆ各大さじ2を入れて煮立たせ、栗に小麦粉を薄くつけながら1個ずつ入れる。

3. 2〜3分たったら、とり肉に小麦粉を薄くつけながら入れ、しいたけも加えて弱火にし、とり肉に火が通るまで3〜4分煮る。いんげんを加え、さっと煮て火を止める。

栗のやさしい甘みが絶品。だしをきかせ、みりんとしょうゆのみでシンプルな和の味に仕上げます。いんげんは長時間煮込むと色が悪くなってしまうので、最後に加えるようにしましょう。

■ 【手羽元と栗の洋風煮もの】

ブランデーを入れて蒸し焼きにすることで風味とコクをアップします。ワインを飲む時のおつまみにもぴったり。

■ 【栗と豚肉のとろとろシチュー】

栗はクリーミーなシチューとも相性抜群。ほっこりと温まれるので肌寒い夜に作ってみては?

■ 【栗ととり肉の煮もの】

じっくりと時間をかけて煮て、とり肉と栗に甘辛い味を含ませます。最後に飾る白髪ねぎが見た目と味のアクセントに。

■ 【豚バラ肉と栗の煮もの】

豚バラかたまり肉を使ったごちそう風メニュー。おもてなし料理としても使えそうです。

栗は、1個でも虫のついたものがあると他のものにもうつってしまうので要注意。購入するときは虫食い跡がないことを確認しましょう。また、むき栗は鮮度が落ちやすいので、買ってきたらすぐに使うようにしてくださいね。