まるで銀河鉄道のように、夜空に向かっていまにも走り出しそう!

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鉄道で栄えた玖珠町を象徴する「豊後森機関庫公園」。秋の夜空をバックに、まるで銀河鉄道を思わせるような幻想的な光景が広がる。今回は、豊後森機関庫公園から車で30分圏内のおすすめスポットもご紹介! 絶景を求めて、旅の思い出に温泉やグルメも楽しもう。

【写真を見る】本館の奥にある内風呂。リーズナブルな価格で利用できるのがうれしい

■ 豊後森機関庫公園

豊後森機関庫公園は、1934(昭和9)年の久大本線全線開通とともに扇型機関庫と転車台が完成し、1971(昭和46)年に豊後森機関区が廃止となった今も残されている。2015年6月には、福岡県志免(しめ)町で解体予定だった蒸気機関車が移設され、まるで銀河鉄道のように秋の夜空に向かって走り出しそうな姿を見ることができる。

園内には、鉄道の歴史に楽しみながら触れられる「豊後森機関庫ミュージアム」を併設。10月14日(土)の「鉄道の日」を記念し、10月15日(日)には「機関庫まつり」も開催される。

[豊後森機関庫公園] 大分県玖珠郡玖珠町岩室36-15 / 0973-72-7153(玖珠町商工観光振興課) / 見学自由(機関庫内は立ち入り禁止)、豊後森機関庫ミュージアム10:00〜16:00 / 月曜休み(豊後森機関庫ミュージアム) / 駐車場なし(JR豊後森駅に2時間無料の町営駐車場あり)

■ 龍門滝乃湯

龍門の滝そばに構え、豊後牛のランチも食べられる旅館。地下500mから湧出する湯は、弱アルカリ性単純泉でメタケイ酸が豊富に含まれている。別名“天然化粧水の湯”といわれ、新陳代謝を促進し、しっとりスベスベのきめ細かい肌になると評判だ。本館の奥にある風情豊かな内風呂で、100%かけ流しの湯を堪能しよう。

[龍門滝乃湯(りゅうもんたきのゆ)] 大分県玖珠郡九重町松木1765 / 0973-76-2565 / 9:30〜21:00 / 不定休 / 中学生以上300円、小学生以下300円 / 駐車場50台(無料)

■ 田舎食堂 いいとこ焙

直売所「里の駅 七福堂(しちふくどう)」に隣接し、地元の主婦たちが切り盛りする食事処。大分一帯で捕獲されたシカやイノシシの肉を調理し、定食やうどんを提供している。季節で内容が替わる「七福御膳」(729円)は、南蛮やハンバーグなどの“シカ肉”“シシ肉”料理がメイン。低カロリー・高タンパクのジビエ料理を存分に味わおう。また、湧水で淹れるコーヒーはすっきりとした旨さで、食後におすすめだ。

[田舎食堂 いいとこ焙(ばい)] 大分県玖珠郡玖珠町森4343-5 / 0973-72-0205(「里の駅 七福堂」取り次ぎ) / 11:30〜16:30(食事はLO14:00) / 火曜休み / 駐車場10台(無料)

■ 道の駅 慈恩の滝くす

慈恩の滝そばにある道の駅で、山浦・北山田地区で採れた野菜を中心に、玖珠町食材の加工品などが約100種そろう。名水百選の水で作った豆腐「万年元気」、黒米甘酒のジャムやドレッシングが人気だ。これからはシイタケや柿など秋の味覚が入荷する。

[道の駅 慈恩(じおん)の滝くす] 大分県玖珠郡玖珠町山浦618-24 / 0973-77-2260 / 9:00〜17:00 / 無休 / 駐車場30台(無料)

■ 九重“夢”大吊橋

2006年10月開業から約1千万人が訪れた、歩道専用として日本一の高さを誇る吊橋。標高777mから震動(しんどう)の滝を望むことができ、足元には鳴子川(なるこがわ)渓谷の原生林が広がっている。長さ390m、高さ173m、幅1.5mの吊橋のたもとには、吊橋全体が見渡せる展望広場や直売所もある。また、大パノラマを望む紅葉シーズンの絶景は見逃せない!

[九重“夢”大吊橋] 大分県玖珠郡九重町田野1208 / 0973-73-3800 / 7〜10月は8:30〜18:00、11〜6月は〜17:00 / 無休(悪天候時に入場制限の場合あり) / 中学生以上500円、小学生200円、小学生未満無料 / 駐車場229台(無料)

【九州ウォーカー編集部】