韓国の自動車市場では、現代や起亜といった自国メーカーがほぼ独占状態にあるのは周知の事実と言っても過言ではないだろう。では、韓国国内で日本車を含む外国車を全く見ないかと言えば、そんなことはない。中国メディア・今日頭条は19日「韓国人は日本の自動車を買わない」という話の真相について紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 韓国の自動車市場では、現代や起亜といった自国メーカーがほぼ独占状態にあるのは周知の事実と言っても過言ではないだろう。では、韓国国内で日本車を含む外国車を全く見ないかと言えば、そんなことはない。中国メディア・今日頭条は19日「韓国人は日本の自動車を買わない」という話の真相について紹介する記事を掲載した。

 記事は「韓国人は日系車を購入しないという話が巷間に流れ伝わっている。歴史と結びつけて考えれば、きっと多くの人がそれは本当のことだと信じるかもしれない。しかしそれは大きな誤りだ。韓国人でも日系車を購入するのみならず、結構たくさん買っているのである。自国ブランドが自国民の基本的なニーズを満たしているゆえに韓国国内に日系メーカーの製造拠点はないのだが、高級車のジャンルでは韓国車は力不足なのだ。ドイツ系に興味を持たない韓国の富裕層の消費者にとっては、日系の高級ブランドが良い選択肢になっている」と説明した。

 そして、トヨタの高級車ブランドであるレクサスの2015年の韓国市場における販売台数が7956台で、16年には前年比33.2%増の1万594台を記録したと紹介。また、日産の高級ブランドであるインフィニティも昨年韓国で3201台を売っており、15年に比べて7.6%となったことを伝えている。

 さらに大衆向け日系車についても韓国市場である程度売れており、昨年はトヨタが9265台、ホンダが6636台、日産が5733台を売ってボルボやポルシェ、プジョーを上回ったと説明。カムリやRAV4の販売数もそこそこで、特にカムリに至っては13年に韓国のカー・オブ・ザ・イヤーを獲得しているとし、「韓国人が日系車を買わないというのは、笑止千万な話なのだ」と結論づけた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)