ジョージ・クルーニー、トランプ大統領を痛烈批判

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このほど俳優ジョージ・クルーニーがトロント国際映画祭に出席し、『Entertainment Weekly』『PEOPLE』さらに『InStyle』の取材を受けてドナルド・トランプ大統領についてコメント。「セレブってだけでは、大統領の仕事は無理だな」と皮肉タップリに語った。

ジョージ・クルーニーはインタビューの中で、“国民が求めているもの”をこう説明した。

「人々は様々な声や意見、そして情熱を求め、(候補者に)期待を寄せるものさ。」
「でも僕はこう思う。現大統領が証明しているのはコレ。セレブってだけでは、大統領の仕事はできないってことさ。」

一方でジョージは見るからに聡明で正義感が強そうなため、多くの国民が「政界入りすればいいのに」「ぜひ大統領になってほしい」と彼に期待している。しかしジョージの考えは? 

「実際の話、この僕なんかよりずっと資質や能力のある人はたくさんいる。」
「でも今は民主党があまり優れて見えないのさ。エキサイティングな政治家の集まりって感じじゃない。」
「だからザ・ロック(ドウェイン・ジョンソン)らが動き出すのさ。でも僕は支える側にならなれる。政策を考案するより上手にやれることなら、何でも手伝える。資金集めのパーティーとかね。」

そして今のジョージは、気の早い話ではあるが「次期大統領を選ぶ際のアドバイス」としてこう伝えたいという。

「まずは、自分をワクワクさせてくれるような候補者を見つけてほしいね。でも(候補者は)俺じゃないよ!」

ちなみにジョージはトランプ氏の過激なやり方を嫌い、大統領になる前から「メキシコとの国境に壁を建設する」「ムスリムを入国禁止にする」といった政策を“売り”にし国民の期待を集めた彼について「そんなこと、実現するものか」と述べていた。

政界進出を何度否定しても「彼になら頼れる」「大統領になって国と世界を引っ張って」と期待されてしまうジョージ。しかし政治家の知人が多いジョージは「とても大変そうだ」「僕は政界入りは嫌だし興味もない」「外部から政治に関わることには興味があるよ」などと語っている。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)