小野(44番)の絶妙なパスからゴールが生まれた。(C)SOCCER DIGEST

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【J1リーグ25節】札幌2-1磐田/9月9日/札幌ド
 
 J1リーグ25節の札幌対磐田が9日、札幌ドームで行なわれ、札幌が2-1で勝利した。
 
 先制点を奪ったのは磐田だった。27分、ペナルティエリア内に侵入したアダイウトンが倒されてPKを獲得。これを川又堅碁が冷静に沈める。
 
 その後、拮抗した時間帯が続いたが、札幌は40分に早坂良太のグラウンダーのクロスを都倉賢がファーで合わせて追いついた。
 
 そして迎えた85分。札幌が2点目を叩き込む。チャナティップの縦パスを受けた小野伸二がダイレクトで左サイドに展開。オーバーラップした石川直樹がグラウンダーのクロスを送り、ニアに走り込んで来たヘイスが見事に合わせた。
 
 この流れるようなゴールが決勝点になり、札幌が勝点3を獲得した。今季初の連勝を飾った札幌の四方田修平監督は「選手が最初から最後まで戦い抜いてくれた結果。交代選手が非常に力のある選手がいて、層が厚くなってきた。こういうチャンスがたくさん作れるようになると思う」と手応えを語った。

 一方、磐田は中村俊輔や川辺駿を起点に攻撃を仕掛けるも、札幌のGKク・ソンユンの好セーブに阻まれて2点目が奪えず。68分に中村が惜しい直接FKを放ったが、これもGKに防がれた。
 
 名波浩監督は、「札幌のほうがシンプルに前に前に戦術を掲げたとおりにやっていたと思う」と相手を称え、「我々は優勝狙っているクラブではないので、少しでも勝点を積み重ねられるように頑張りたい」と殊勝に語った。