東浜巨(ソフトバンク)は「きょ」じゃない!

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 前回のセ・リーグ編に続いて、今回はパ・リーグのチームから難読選手をピックアップ。名前の読み方をこっそりお教えしよう。「全部、知ってる!」という人は、かなりのプロ野球通だ!

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■日本ハムの難読選手

屋宜照悟(やぎ・しょうご)
投手/1989年3月29日生まれ

杉谷拳士(すぎや・けんし)
内野手/1991年2月4日生まれ

上沢直之(うわさわ・なおゆき)
投手/1994年2月6日生まれ

 イジられキャラとしておなじみの杉谷拳士は「すぎや」。先日のスポーツ番組でもベテランキャスターに「すぎたに」と読まれていた(ボケではなく)。ちなみに、父・満さんはボクシングの元日本チャンピオン。「拳」という字はそこにルーツがある。

■ソフトバンクの難読選手

二保旭(にほ・あきら)
投手/1990年5月18日生まれ

東浜巨(ひがしはま・なお)
投手/1990年6月20日生まれ

斐紹(あやつぐ)
捕手/1992年11月16日生まれ

田中正義(たなか・せいぎ)
投手/1994年7月19日生

東方伸友(とうぼう・しんすけ)
投手/1995年9月17日生まれ

堀内汰門(ほりうち・たもん)
捕手/1996年9月16日生まれ

中村晨(なかむら・しん)
投手/1997年8月8日生まれ

 二保旭は「あきら」、東浜巨は「なお」、斐紹は「あやつぐ」、田中正義は「せいぎ」、東方伸友は「しんすけ」、堀内汰門は「たもん」、中村晨は「しん」と、漢字が難しかったり、読みがひとひねりしてあったりと多彩。難読選手でもソフトバンクの選手層の厚さが感じられる。なかでも、見慣れないのが「晨」という漢字だが、これには夜明けや早朝といった意味がある。

■ロッテの難読選手

井口資仁(いぐち・ただひと)
内野手/1974年12月4日生まれ

三家和真(みけ・かずま)
外野手/1993年8月13日生まれ

宗接唯人(むねつぐ・ゆいと)
捕手/1994年7月6日生まれ

成田翔(なりた・かける)
投手/1998年2月3日生まれ

 「翔」と書いて「かける」と読む成田翔は、今年のバレンタインデーにチームが主催した「あなたがチョコを渡したい選手」投票で1位。2年目の今季、1軍デビューなるか。三家和真は、広島を戦力外となり、独立リーグを3年間経験したのち、テストに合格してロッテ入りを果たした。

■西武の難読選手

多和田真三郎(たわた・しんさぶろう)
投手/1993年4月13日生まれ

呉念庭(うー・ねんてぃん)
内野手/1993年6月7日生まれ

山田遥楓(やまだ・はるか)
内野手/1996年9月30日生まれ

高橋光成(たかはし・こうな)
投手/1997年2月3日生まれ

 2年目の多和田真三郎は、名字は「たわた」、下の名前は「しんさぶろう」。「た」と「さ」はともに濁らないのでご注意を。高橋光成は、「こうなり」と読みそうだが「こうな」。祖父・光政さんの「光」と姉・かずなさんの「な」からとったそうだ。

■楽天の難読選手

則本昂大(のりもと・たかひろ)
投手/1990年12月17日生まれ

宋家豪(そん・ちゃーほう)
投手/1992年9月6日生まれ

八百板卓丸(やおいた・たくまる)
外野手/1997年1月17日生まれ

石原彪(いしはら・つよし)
捕手/1999年3月8日生まれ

 開幕から三振を奪いまくっている則本昂大だが、下の名前の昂大(たかひろ)は、やや難しめ。台湾出身の宋家豪は、自国のドラフトで指名されたがそれを断って楽天と育成契約を交わした。今年のWBCにも出場し、1次ラウンドのオランダ戦で先発したが、3回1/3を投げ4失点と打ち込まれている。

■オリックスの難読選手

ヘルメン(へるめん)
投手/1987年9月23日生まれ

伏見寅威(ふしみ・とらい)
捕手/1990年5月12日生まれ

張奕(ちょう・やく)
外野手/1994年2月26日生まれ

 ヘルメンは、油断すると「メルヘン」と読みがちなので要注意。伏見寅威は、父がラガーマンだったことから、「とらい」と名づけられたという。台湾出身の張奕は、陽岱鋼(巨人)のいとこで、見た目もよく似ている。福岡第一高、日本経済大を経て、昨秋の育成ドラフト1位でオリックス入り。まずは支配下登録を目指したい。

文=藤山剣(ふじやま・けん)

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