ソマリア中部の漁村ホビョの浜辺を歩く漁師(2010年8月20日、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】ソマリア沖を航行中に連絡が途絶え、海賊に乗っ取られたとみられていた韓国漁船について、韓国外務省は27日、漁船の無事を確認したと発表した。漁船は現在、通常航行を続けているという。

 韓国人の船長と乗組員2人、インドネシア人船員18人が乗ったモンゴル船籍の韓国漁船は27日未明、不審な船に追跡されているとの緊急メッセージを発信した後に連絡を絶った。このため海賊に乗っ取られた可能性が指摘され、近海を巡回していた韓国海軍海賊対策部隊の艦船が救助に向かっていた。

 韓国外務省によると、漁船は乗っ取りを狙っていたとみられる不審船に1時間以上も追われていたが、不審船を引き離すことに成功。漁船との通信も回復し、船長から全員無事との連絡があったという。

 無政府状態が続き失業者があふれるソマリアでは2005年以降、海賊による外国船襲撃が多発しており、23日にもソマリア沖で船員20人が乗ったイランの漁船が海賊に乗っ取られる事件があったばかり。海賊襲撃事件は直近の数か月に少なくとも8件起きており、このうち3件で海賊が乗っ取りに成功している。
【翻訳編集】AFPBB News