フィリピンパブで働く女性たちを苦しめる「奴隷契約」

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フィリピンパブで働く女性たちの実情に詳しいライターの中島弘象(28歳)が、5月18日に放送された『じっくり聞いタロウ〜スター近況秘報告〜』(テレビ東京系列、毎週木曜24:12〜)に出演。ビザを取得するために偽装結婚を強いられるフィリピン女性たちの“奴隷契約”について赤裸々に語った。

大学院に進学した後、研究テーマを「フィリピンパブで働く女性」とした中島は、独自の調査を開始。「フィリピンパブ嬢の社会学」という一冊の本にまとめた。

取材を進めていく中で分かったのは、偽装結婚という名の“奴隷契約制度”。ビザにはいろいろな制限があるため、フィリピン人女性たちが日本で働くには結婚することが一番の近道となる。そこで「マネージャー」と呼ばれる仲介業者が間に入り、日本人男性と偽装結婚をさせて不正に在留資格を得ているのだ。

結婚相手の選び方には基準があるようで、中島いわく「借金があったり、年配の方で奥さんと離婚している方」が対象になりやすいとか。結婚に対してそれほど魅力を感じていなかったり、報酬は小遣い程度でもいいと考えている男性が引き受けているケースも多いらしい。

偽装結婚でビザの不安はなくなるものの、フィリピン人女性たちの労働環境は決して恵まれてはいない。パブで普通に働けば月に30〜40万円は稼げるはずなのだが、そのお金は全額マネージャーの元へ。

「その40万円の中から、ホステスに6万円、偽装結婚の相手に5万円が支払われています」と、ピンハネは日常茶飯事。さらに、休みも1ヶ月に2日、自由恋愛禁止など、まさに奴隷のような生活を送っているという。

フィリピン人女性が、つらい思いをしてまで働かなければならない理由はただ一つ。それは、母国で貧困にあえぐ家族を救うため。どんなことをしても、お金を稼がなければならないのだ。

中島自身、フィリピンの女性たちに対してお金のためなら何でもするというイメージを持っていたらしいが、ある女性との出会いで考え方が変わったとか。その女性は、中島の奥さん。
なんと、中島は調査相手のフィリピン人女性に惹かれて、結婚したという。

フィリピン人女性を取材しても、すぐには話してくれないため、電話番号を交換することが多い。奥さんと連絡先を交換した中島は、メールのやりとりを通して仲良くなったという。

しかし「ある日、偽装結婚していることを告げられました」と中島の口から衝撃発言が。最初は調査に役立つかもしれないという打算も働いて付き合っていたが、次第に本気で好きになっていった中島は真剣に交際することを決意。

彼女が労働契約終了前に偽装結婚の相手と離婚をしなければならない事態に陥った際には、離婚を迫る「マネージャー」に直談判。結果的に、離婚話が覆ることはなかったものの、契約期間中の彼女の安全は保証された。

その後、2013年に彼女は離婚。ビザの有効期限が2015年までだったため、有効期限中に二人は入籍し、めでたく国際結婚を果たした。

この日は他に、大阪・北新地のNo.1キャバクラ嬢が驚愕のMAX月収を大公開。元暴力団担当刑事・通称“マル暴”は命懸けのガサ入れ現場秘話、ワイドショーやバラエティなどで活躍している臨床心理士・矢幡洋は頭にまつわる“秘密”を大暴露した。