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冷蔵庫購入前に知っておきたい3つのルール



冷蔵庫の買い換えのタイミングは?

冷蔵庫は8年〜10年が買い換え時期と言われています。コンプレッサーから異音がしてきたら、負荷がかかってきている証拠。また、経年でパッキンが劣化すると熱が逃げやすくなり、消費電力にも悪影響があります。冷蔵庫は24時間、365日稼動しているもの。使って10年以上経っているなら、消費電力がかなり減らせるので、買い替えた方がお得です。

RULE01

容量は大きい方が便利だがキッチンに入るかを確認

冷蔵庫は置ける範囲で一番容量の大きな物を買うことをおすすめします。最初は高くても、ランニングコストや使い勝手の上でも満足度が高くなるでしょう。かつては大容量だった500ℓ台が普通のサイズになってきています。買い換える時は、今使っている冷蔵庫のサイズとどのぐらいサイズ差があるかを必ず確認してください。設置するスペースだけでなく、廊下や階段といった搬入経路を確認しておかないと、届いたはいいものの、キッチンに設置できないことになります。


▲カタログなどで横幅だけでなく、高さや奥行きもチェックしよう。最近は奥行きのサイズが大きくなっている製品も増えています。

RULE02

ドアの開き方や野菜室の位置をチェック

冷蔵庫のドアの開き方は、右開き、左開き、左右に開くフレンチの3種類があります。壁がどちらにあるかを確認して選んでください。もうひとつ、レイアウトで気にしてほしいのは、野菜室の位置です。野菜は料理の途中に取り出すことが多いため、屈まなくて済む、野菜室が真ん中にある(冷凍庫が下にある)ほうが料理中の負担が少なくなります。また、棚への手の届きやすさ、使い勝手についてもできれば店頭などで実物をチェックしてください。


▲調味料などを収納するポケットは使用頻度が高いため、容量や取り出しやすさを確認(写真はシャープの「段々スパイスポケット」)。


▲野菜室の開閉頻度は冷蔵室の約1.7倍。真ん中にあると腰やヒザへの負担が少なくなる(写真は東芝『VEGETA FWXシリーズ』)。

RULE03

冷凍室、野菜室、チルドをどう使うかイメージして

食品の買い物スタイルや調理のスタイルは、家庭によって大きく異なります。鮮度を重視して野菜などをこまめに買う家庭、冷凍のお取り寄せを頻繁に利用する家庭など、さまざまです。全体の容量が同じでも、冷凍室など各室の容量には差がありますから、カタログなどで確認してください。また、冷凍のお肉やお刺身をよく利用する、作り置きしたおかずを冷凍するのであれば、細かな温度調整が可能な冷凍機能を持った製品が便利でしょう。


▲三菱電機の「切れちゃう瞬冷凍」は、凍らせたひき肉などが解凍せずに包丁で切れ、すぐに調理に使うことができる。


▲東芝の「速鮮チルド」は、肉や魚をぎりぎり凍らない温度で保ち、生のまま長持ち保存させる機能。2段式で使い勝手もよい。

大容量がおすすめ! 使い勝手は必ずチェック



ここ数年の冷蔵庫のトレンドは、「省スペース・大容量」。断熱材や構造の進化により、同じ設置サイズでも新しい製品は100ℓ以上容量がアップしています。

かつては、容量の目安として「100ℓ×家族の人数」と言われていましたが、今はそれにとらわれる必要はありません。容量に余裕があった方が使いやすいし、食品を冷凍保存する機会も昔に比べて増えているからです。また、冷蔵庫は容量が大きいほど節電効率も高まるため、設置できる限り大きめの製品を選んだ方が良いでしょう。ただし、横幅は従来と同じでも、奥行きが大きめな製品も。手前に出っ張ることで、キッチンでの動線が妨げられる場合があるので、購入前に必ず確認しておきましょう。

また、容量が同じでも、野菜室や冷凍室の容量や使いやすさは、各社で差があります。野菜や肉の鮮度を保つ機能とあわせて確認しましょう。

冷蔵庫は毎日、かつ10年近くは使い続けるもの。それだけに、棚やトレイのレイアウト、使い勝手も重要です。使う人の身長も関係してくるので、店頭などで実際の製品を触ってみて、使用感をイメージしてから購入することを強くオススメします。

あなたのライフスタイルに最適な冷蔵庫はこれ!



冷凍食品をまとめ買いするなら



シャープ

GTシリーズ<メガフリーザー>

実勢価格:25万4100円(551L)

大容量の冷凍室「メガフリーザー」は3段に仕切られ整理しやすい。低温の冷気で包み込み、まるで雪の下で保存した野菜のように甘みが出る「雪下シャキット野菜室」も採用している。

料理を毎日でも作りたい人なら



東芝

VEGETA(ベジータ)FWXシリーズ

実勢価格:22万5500円(509L)

断熱構造の見直しなどで外壁を薄型化して大容量を実現。2段式で、整理しやすい「速鮮チルド」は、冷却スピードが速く食品の鮮度を保ちやすい。野菜室真ん中タイプ。


▲冷蔵室は触れると自動で開く「タッチオープン」。両手が食器などでふさがっていても、ヒジなどでドアを開くことができる。

冷凍の肉魚をレシピで使いわけるなら



三菱電機

WXシリーズ

実勢価格:38万4990円(700L)

「切れちゃう瞬冷凍」は、まとめ買いした食材を2〜3週間保存するのに最適。肉はそのまま切れ、ソース類もカチコチに凍らず必要な分だけすくえる。葉物野菜のビタミンCや糖度を増やす「朝どれ野菜室」も便利。


▲一般的なチルドや冷蔵室より低い-3℃〜0℃で保存する「氷点下ストッカーD」を搭載。氷点下だが食品を凍らせずに鮮度を保つことができる。

生鮮食品の鮮度をチルドで保ちたいなら



日立

ラグジュアリーWXシリーズ

実勢価格:43万6690円(735L)

気圧を下げて低酸素状態にすることで食品の鮮度を保つ「真空チルドルーム」を搭載。冷凍室の下段と野菜室は、スイッチを軽く押すと自動で開く「電動引き出し」になっている。

文/神原サリー

冷蔵庫のスペシャリストはこの人!

家電コンシェルジュ 神原サリーさん

「企業の思いを生活者に伝え、生活者の願いを企業に伝える」べく、家電分野を中心に執筆や商品企画、コンサルティングで活躍。テレビ・ラジオ出演も多数。

※『デジモノステーション』2017年5月号より抜粋

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