18年後、人口の半分が独身者の「ソロ社会」に!あなたは一人で生きられる?

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今は独身でも「いつかは結婚」と思っている女性は少なくないでしょう。
アラサーのうちには…アラフォーまでには…それが無理でもアラフィフと呼ばれる前には…。

2016年に発表された国勢調査の「確定値集計結果」によると、2015年現在、50歳まで一度も結婚したことのない人の割合が、男性は23.4%、女性は14.1%だと判明したそうです。

言い換えると男性は4人に1人、女性は7人に1人…。これってなかなかの数字だと思いませんか?

■2035年、「ソロ社会」到来


博報堂ソロ活動系男子研究プロジェクト・リーダー、荒川和久氏の著書『超ソロ社会「独身大国・日本」の衝撃』(PHP新書)によると、2035年、日本は「人口の半分が独身という国」になるとのこと。

未婚化・非婚化に加え、離婚率の上昇や配偶者を失くした高齢単身者の増加などによって、確実に「ソロ社会化」すると言います。

荒川氏が手がける「ソロ男プロジェクト」の調査によると、

【結婚に前向きな男性】



20代…60%
30代…50%
40代…39%
50代…29%

男性の平均初婚年齢は30.7歳(平成23年人口動態統計月報年計)なのですが、その30代の男性のうち、5割は結婚に後ろ向き…。ちなみに女性は、

【結婚に前向きな女性】



20代…72%
30代…58%
40代…34%
50代…18%

こちらも30代の4割は結婚に後ろ向きとの結果に。「いつかは結婚」と漠然と思いつつも、「今はまだいいか」という感覚の人がかなり多いようです。

男女共に結婚への意欲が薄かったら、そりゃ未婚率が上がるわけですよね。
もしかしたらみなさんの中にも「まだいいか」と言っている人もいるかも?

■一人になっても生きられる?


でも、冷静に考えてみると…今は一人って楽しい、居心地がいいと感じられたとしても、18年後の2035年になっても同じことを言っていられるでしょうか?

そのときの年齢を思うと、結構キツいものがあるような…。そこで20〜40代の女性に「あなたは一人になっても生きていけますか?」と聞いてみました。

【一人で生きていける派】



・「一人が好きなので生きていけると思います」(20代)

・「寂しいだろうけど、一人でも楽しめるものが溢れたこの世の中だったら何とか生きていけそう」(30代)

・「たまに寂しいと感じると思いますが、同じく一人身の人が多いなら、その人たちと楽しく過ごせばいいので大丈夫そう。今も一人なので、このまま一人でいる覚悟はできています」(40代)

現在、おひとり様生活が充実している人は、一人でい続けることのイメージが湧きやすいようです。

【一人では生きていけない派】



・「一人になったら生きていけないと思う。結婚はしておきたい」(20代)

・「誰か友達とか話せる人がいてくれないと、全くの一人というのは無理だと思う」(40代)

・「主人と死別して子どももいなくなったら、寂しくて生きていけないと思います」(40代)

既婚者の多くは「一人では生きていけない」と答えていました。誰かと共にある喜びを知ってしまった後に一人になるのは、想像するだに恐ろしいことみたいです。

家族はともかく友達もいなかったら無理、というのは確かに!現在、一人身で、今後もその状態が続きそうな人は、今のうちに話し相手を複数見つけておいたほうがいいかも。

■早く結婚したいのなら


なお、『超ソロ社会「独身大国・日本」の衝撃』によると、結婚に後ろ向きな男性も、結果的には結婚する可能性があるけれど「それはもしかしたら40代や50代になってからの話で、30代では結婚する気がまったくないままかもしれない」とのこと。

そういう男性と何年も付き合っていたら、自分自身も若さを失ってしまいますよね…。それが嫌なら、結婚する気がない相手とは最初から付き合わないほうがいいそうです。

本書には「結婚しない(したがらない)男の見分け方」チェックシートもあるので、気になる人は手に取ってみてはいかがでしょう。

■ソロ社会をどう迎える?


生涯独身だからといって不幸なわけではありません。また、結婚したからといって幸せになれるとは限らないでしょう。
そこはあくまでも個人の価値観の問題だと思います。

でも、どちらのほうが幸せかわからないのだから、はっきり「ずっと一人でいよう」と心に決めているのでないなら、多少妥協しても、早めに一度、結婚してみたほうがいいのかも。

そして「結婚は向いていない」と実感したら、また一人に戻るもあり、別の人と再婚するもあり、です。今の世の中なら。

さて、来たるべき「ソロ社会」、あなたはどう迎えますか?

20年後に日本は独身者が半分を占める国になる! 家族という集団から独身・ソロ社会への劇的な変化に我々はどう処すべきか。



『超ソロ社会「独身大国・日本」の衝撃』(PHP新書)

ライタープロフィール


プーアル
アンティーク着物、古書店、昔の映画など、全般的に古いものに魅力を感じるアラサーのフリーライター。
好みの男性は『ツィゴイネルワイゼン』の中の原田芳雄さん。ノーマルだけど、かわいい女子も好き。