途中出場ジョアン・マリオ弾で10人のインテルが奮闘パレルモに辛勝 6連勝を飾る《セリエA》

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▽インテルは22日、セリエA第21節でパレルモとのアウェイ戦に臨み、1-0で辛勝した。インテルのDF長友佑都はベンチ入りも出場機会はなかった。

▽前節キエーボ戦では後半の3ゴールで逆転勝利しリーグ戦5連勝とした6位インテル(勝ち点36)は、5日前に行われたコッパ・イタリアのボローニャ戦では延長戦に持ち込まれた末、3-2と勝利した。そのボローニャ戦のスタメンから7選手を変更。イカルディやペリシッチ、カンドレーバら主力が先発に戻った。

▽降格圏に沈む18位パレルモ(勝ち点10)がアグレッシブな入りを見せたことで、試合はオープンな立ち上がりとなる。そんな中、インテルは11分に浮き球パスに反応してディフェンスライン裏を取ったイカルディが、見事な胸トラップから枠内シュートをマーク。

▽雨が降る中、徐々にインテルが攻勢に転じていくと、22分に決定機。ボックス右からカンドレーバが強烈なシュートでGKを強襲した。さらに27分にはブロゾビッチのミドルシュートが枠を捉えたが、GKポサベツのファインセーブに阻まれる。

▽ハーフタイムにかけても優勢に試合を運ぶインテルは38分、カウンターに転じてブロゾビッチがボックス右からクロス。相手DFのクリアボールがゴールへ向かったが、ここもGKポサベツの好反応によるセーブでゴールとはならず、前半を0-0で終えた。

▽迎えた後半、思うようにゴールに迫れないインテルは、55分にバネガに代えてジョアン・マリオを投入。すると59分にペリシッチがカットインからシュートを放つと、61分にはスルーパスに反応したイカルディが決定的なスライディングシュートに持ち込むも、GKポサベツの好セーブに阻まれた。

▽ジョアン・マリオの投入で攻撃が活性化したインテルは65分、ようやく先制する。右サイドからのカンドレーバの左足クロスに、ジョアン・マリオが右足ボレーでゴールに蹴り込んだ。

▽試合を動かしたインテルは終盤にかけてペリシッチを下げてコンドグビアを投入。守備の強度を上げて逃げ切りを図るも、79分にアンサルディがレイトタックルで2枚目のイエローカードを受けて退場となってしまう。

▽すると83分、クイックリスタートからクアイソンにネットを揺らされるも、主審がリスタートを認めず助かった。その後もパレルモの攻勢を受けたインテルだったが、何とか凌いでウノゼロで辛勝。リーグ戦6連勝を飾った。