残業しない社員を評価!No残業手当導入について“はるやま”に話を聞いてみた

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はるやまが“No残業手当”を導入すると発表し、話題となっている。

残業ゼロで月1万5千円の手当

紳士服大手の”はるやま”  は12日、2017年4月から“No残業手当”制度を導入すると発表した。

「はるやま」PRESS RELEASE

管理監督者を除く正社員1267名が対象で、月間の残業時間が“0時間”の社員に月1万5000円を支給。

実働残業手当が発生した場合も、月1万5000円未満だった社員に対しては1万5000円から実残業手当分を差し引いた分を支給する。

残業しない社員が得をする制度

“No残業手当”導入は、同社が掲げる「社員の健康を応援し、まず社内から健康で元気になります」という約束の実現に向けた施策の一環。

「はるやま」Press release

残業をしない生産性の高い社員を評価することで、全ての社員に自ら「残業を無くそう!」という意識を向上・浸透させる。

さらに、売り上げ維持と残業0時間で予想される企業利益を社員に還元する新たな仕組みにもなるという。

ネット上で話題に

残業しない社員を評価する“NO残業手当”はネット上で話題となっており、反響が続々。

「残業代欲しさにダラダラ働く人もいるから、アリだと思う」「すばらしい。このくらいやらなきゃ」「ウチの会社にも広まんないかな〜」「どんどん普及して、残業というものが都市伝説になればいいのに」など、多くの反響がよせられている。

はるやま「社員の過重な疲労を削減したい」

残業をした社員に“残業手当”を支給する企業は多いが、残業をしなかった社員を評価する“No残業手当”とはかなり画期的。

“No残業制度”を導入するスーツの“はるやま”に詳しく話を聞いてみた。

--“NO残業手当”はとても画期的な制度ですが、どなたが発案されたのですか?

特定の発案者というのは存在しません。様々な社内協議をまとめた結果を制度化したものです。

--現在、社員の残業時間はどの程度ですか?

1名あたり月間で約10時間です。

--「まず社内から健康で元気に」の実現に向けて、他に取り組んでいることや検討していることはありますか?

・店舗スタッフに対し、接客以外の作業を極力軽減
・社員の意見を常時聞き入れ (社長・役員・店舗スタッフによる委員会の設置)
育児休暇2年(法定は1年)
・障がい者雇用強化によるワークシェアリング等
・パートタイマーの雇用改善 (短時間勤務希望者の受け入れなど)

はるやまは2015年度に厚生労働省“パートタイム労働者活躍推進企業表彰”の“奨励賞”を受賞している。

--“No残業手当”に込める思いを教えてください

当社は500店舗以上の直営店舗があり、お客様への接客販売を主としておりますため、外部の方からも、残業を完全に0時間にするというのは難しいという声もあります。
しかしながら、当社は、小売業であっても残業0時間を実現することで、社員の心身の過重な疲労を削減し、全社員の健康づくりを積極的に推進したいと考えております。

「スーツで日本を健康にすることを目指し、まずは社内から健康で元気にしたい」という思いのもと、さまざまな取り組みを実施しているようだ。