画像提供:なべぞ(@muchbaron)さん

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「猫が車のエンジンの中に入っているかもしれません。鳴き声がきこえました。」--車のワイパーに挟まれていた匿名のメモで子猫が助かったという一部始終が、Twitterに投稿され話題になっている。


猫は冬になると、寒さをしのぐために車のエンジンルームやタイヤの隙間に入ることがある。その猫に気付かずエンジンを始動し、猫が犠牲になってしまう事故が毎年発生している。これを知っていたTwitterユーザーの“なべぞ”さんは、日ごろから車に乗る前にボンネットをバンバンと軽く叩く「猫バンバン」を実践していた。


この日も「猫バンバン」を行ってから車を出したが、10分ほど走ったところでワイパーに何かが挟まっていることに気付いた。車を停めて確認したところ、ワイパーには「猫が車のエンジンの中に入っているかもしれません。鳴き声がきこえました。」と記されたメモ紙。急いでボンネットを開けると、中には1匹の子猫が座り込んでいた。既にエンジンは熱を持っており、猫も手が届かない場所から動かないためJAFを呼んだ。


到着したJAF隊員は、2名がかりでエンジンルーム内を逃げ回る子猫を確保。しかし、すぐに子猫は暴れて草むらへ逃げ出してしまった。幸い子猫には怪我や出血はなかったという。この後“なべぞ”さんは、子猫の写真を添えて「連絡ありがとうございます。無事無傷で車外に出してあげることができました」というメモ紙をワイパーに挟んだ。翌日、最初にメモを残してくれた人かどうかは定かではないが、同じアパートの住人がこのメモを読んでいたという。