ゴキブリを捕食する「アシダカグモ」は、殺虫剤より効果的?

写真拡大

ゴキブリ嫌いな皆さんに朗報だ。「アシダカグモ」というクモをご存じだろうか? オスの体長は1.5〜2cm、メスは2.5〜3cmにも及ぶ日本では大型のクモで、害虫を主食としている。いわばゴキブリの天敵で、その驚くべき殺傷能力から、ついたあだ名は「アシダカ軍曹」。

「教えて!goo」の「アシダカグモが欲しいです」という質問には、「クモは生きものなので、ずっと家に居るわけではありません。常に何匹もキープしておいて、それを定期的に放すのならまだしも、それが出来ないなら効果は限定的だと思います」(86tarouさん)、「公園のトイレとかで夜によく見かけます。光に集まる虫を取りにでてくるのでしょう」(terepoisiさん)などの回答が寄せられた。

■ゴキブリの天敵「アシダカグモ」って?

実際に、一般家庭でアシダカグモを手に入れることは可能なのだろうか? 石川県ふれあい昆虫館に聞いてみた。

「アシダカグモは暗がりを好むクモで、野外では主に林縁や森の中などに生息しています。ですが、単独で行動しているので、なかなか採集するのは難しいと思います」(石川県ふれあい昆虫館)

アシダカグモは害虫を捕食するために住宅へ侵入するといわれているが、アシダカグモがいるということは、その家にはゴキブリがいるということなのだろうか?
 
「アシダカグモは、ゴキブリが多い家屋内ではゴキブリを主食としているだけで、本来は様々な昆虫類を食べるクモです。家屋の環境にもよりますので、アシダカグモがいることでゴキブリがいるということは一概にはいえません」(石川県ふれあい昆虫館)

アシダカグモは捕食能力の高いクモで、一晩で20匹ものゴキブリを捕食することもあるとのこと。では、アシダカグモがいれば、殺虫剤などを使用するよりもゴキブリ対策には効果的なのではないだろうか?

「ゴキブリの繁殖力とアシダカグモの採集の困難さから考えると、市販の殺虫剤を使用するのが、手軽で効果的と思います。また、ゴキブリが減っても、大型のアシダカグモが家中にいるのも不気味に思えます。好みもあるでしょうが……」(石川県ふれあい昆虫館)

確かに、アシダカグモもアップで見るとなかなか不気味だ。クモ嫌いの人にとっては、ゴキブリの方がマシなのかもしれない。どうやら我々にできることは、地道な駆除活動を続けることよりほか無いらしい。

(酒井理恵)

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)