「インテルを率いることは決してできない」。カルロ・アンチェロッティ氏は、元ミランの指揮官らしくこう述べている。『Goal.com』のインタビューで、同氏は次のように述べた。

「ミランにあまりにも長くいたからね。自分の歴史や、率いたクラブの歴史に対する敬意の問題だ。私が避けなければいけないチームはたくさんある。自分の歴史に反することはできない」

インタビューは、夏にミランと再び接触したときのことに触れている。ミランがアンチェロッティ氏を戻そうと試みたときのことだ。

「レアル・マドリーを去ってから、(アドリアーノ・)ガッリアーニと何度かコンタクトがあった。マドリッドでの4日間だったが、私は腰を手術する予定を入れていたんだ。4カ月は離れなければいけなかった。100%の仕事ができる状態ではなかっただろう。少し残念だったが、私は何が正しいかを考え、ミランも私の立場を理解してくれた」

現在、アンチェロッティ氏は自ら望んで休養している。では、将来はどうなるのだろうか?

「幸いにも、私はどのチームを率いてもうまくやってきた。だから、すでに率いたクラブに戻らないとは断言できないね。ミラン復帰やパリ・サンジェルマン復帰も当然だ。終わり方は関係なく、素晴らしい思い出になった経験なんだよ」